ChatGPTやMidjourneyなど、いわゆる生成AIと呼ばれるものを耳にする機会、増えてきましたよね。
多くの人の仕事にも影響するであろうこの生成AIについて、分かりやすく基礎から応用編までまとめてくれている書籍の書評を、日経BOOKプラスさんに掲載させてもらいましたので紹介したいと思います。
日経BOOKプラス「世界最速書評」
と言うことで紹介するのは、日経BOOKプラス「世界最速書評」にて公開された、私の書評です。
今回公開されたのは、以下の記事。
むねさだよしろうが推す「生成AIを仕事に生かすための必読本」 | 日経BOOKプラス
書籍、『 柳谷智宣の超ChatGPT時短術 今日から仕事で使える実践35テク 』を、発売前に読み、書評を書き、発売日当日の早朝5時に記事が公開されました!
これまでも書評のお仕事をもらって自身のブログ内で公開する、ということは何度かあったのですが、今回は日経BOOKプラスさんに納品する形で、自身としても初の試み。
当然プレッシャーは大きいのですが、こういうお仕事が増えると、自身として知識を身につけることもできるので、機会があれば増やしていきたいと思います。
さてさて、せっかくですので肝心の書籍について、世界最速書評では紹介しきれなかった魅力を少しだけでもお伝えしていきたいと思います。
『 柳谷智宣の超ChatGPT時短術 今日から仕事で使える実践35テク 』
先ほども書いた通り、紹介したのは『 柳谷智宣の超ChatGPT時短術 今日から仕事で使える実践35テク 』と言う本。
この本を読む前の私自身のAIについての知識
この本を読む前の私自身のAIについての知識レベルですが、以下のような感じでした。
・職場でも生成AIについての話題は上がっている
・ChatGPTやMidjourneyなど興味はあるが、無料版を数回触ったことがある程度
・仕事に活用と言っても、調べ物する程度で上手く活用できてない状態
・周りは上手く活用している人もチラホラいて、置いていかれそうな危機感を感じていた
今後絶対にこれを使いこなせたビジネスパーソンが、今後の主流になっていくということは肌感覚では理解しているものの、「難しそう」「時間がかかりそう」「まだ良いかな…」くらいの感覚で深く知ろうとしてきませんでした。
そんなタイミングで頂いた書評のお話に、「生成AIに積極的に関わるチャンス!」と思い喜んでお受けしました。
初心者でも分かりやすい導入部分
この本の構成は、以下の通り。
第1章 なぜAIで仕事を時短すべきなのか
第2章 準備編:セットアップと基本の心得
第3章 入門編:使いこなしの基本技23
第4章 応用編:もっと便利な応用技12
まず、冒頭の第1章で「生成AIってどんなもの?」ということを詳しく説明してくれています。
よく耳にする「ChatGPT」「Midjourney」なども、いつ頃から始まり、現在(2023.8時点)がどう言う状況なのか。
そして、これら以外にも今後台頭してくるだろうAIについて、世界中の大手各社の動き、日本の動き、なども解説してくれているので、ここで知識ゼロだった人も、生成AIについての基礎的な知識を身につけることができます。
ちょっと聞きかじっていた程度の私も、ここを読むことで、一通りの生成AIの進化や今後ウォッチすべき生成AI、今、仕事で使うとしたらこののサービス。くらいの知識を得ることができました。
詳しい準備編でセットアップも簡単!
そして、第2章では準備編として、これらの生成AIを使い始めるためのセットアップ方法が、スクリーンショットなどを使い、分かりやすく解説してあります。
パソコンに疎いような人でも、ここを読みながらセッティングすれば、誰でも使い始めることができると思います。
また、「ビジネスでAIを使う際のポイント」というのも解説してくれています。
こんな使い方に向いている・向いていないと言う話から、権利などビジネスで使う際に気をつけたいポイントがまとめられています。
ここで、この雑誌の表紙にあるイラスト(著者のイラスト・うさ耳秘書のイラスト)の生成の過程も紹介されています。
こんな素敵なイラストが、思った以上に簡単に作れるんだ!とワクワクしてきますよ。
入門編・応用編で感じられる、AIの可能性!
入門編では主に無料で試せる内容を、応用編では有料プランだったり、他サービスと連携することでここまでできるんだよ!ということが、具体的に紹介されています。
各章の項目名(35個のテク)全てがAmazonの紹介欄でも記載されてますので、これを参考に興味がありそうな項目、やってみたい項目があるか、をチェックしてみるのはアリだと思います。
第3章 入門編:使いこなしの基本技23
3-1 アイデアをリストアップする
3-2 アイデア創出法を使ってみる
3-3 箇条書きメモから素敵なツイートを作る
3-4 メモ書きを日報フォーマットに変換
3-5 書くのが億劫な謝罪メールを用意
3-6 気持ち通じる英文ビジネスメールを作成
3-7 英語の長文資料を秒で要約する
3-8 見出しやキャッチコピーを考える
3-9 新商品・サービスの説明資料を作る
3-10 メモと対話で出張報告を自動生成
3-11 文章をリライトして文体を整える
3-12 プロのテクニックで質問案を作る
3-13 心を揺さぶる志望動機を考える
3-14 採用面接をロールプレイする
3-15 いま欲しいエクセルの関数を探す
3-16 エクセルのグラフをイメージぴたりに
3-17 エクセルで集計データを整形
3-18 壁打ち問答で事業計画を練り上げる
3-19 AIでプロンプトをブラッシュアップ
3-20 AIのアドバイスで物語を書く
3-21 イベント告知用イメージ画像を作る
3-22 プレゼンを彩るイラストを用意
3-23 ゆるキャラマスコットをサクッと
コラム ChatGPT 上級者はプロンプトを英語で入出力
第4章 活用編:もっと便利な応用技12
4-1 APIキーとPlaygroundでGPT-4使い放題
4-2 ChatGPTプラグインでいろいろやってみる
4-3 Custom instructionsで条件設定を楽に
4-4 AIの大量アイデアはAIでマインドマップ化
4-5 顧客のお気持ち察しAIがコメント自動分類
4-6 エクセルの一覧表をAIで一気に埋める
4-7 AIと声出し営業ロールプレイング特訓
4-8 リアルタイム添削付きAI英会話講座
4-9 構成・台本・動画作成まで全部AIまかせで
4-10 SNS投稿の自動添削システムをAIに作らせる
4-11 音声ファイルのアップで議事録を自動生成
4-12 Code Interpreterで正確な経営分析
この、1つ1つについて、画面キャプチャや具体的な指示文(プロンプト)が記載してあるので「やってみたい」が「できる」んです。
そして、これら35テクを読めば、大抵のことは応用が効くので、まさに仕事の効率が爆上がりして時短できること間違いなしです。もっというと、仕事の品質も上がると思いますね。
わんぱくブロガー的まとめ
ということで紹介しました、書籍、『 柳谷智宣の超ChatGPT時短術 今日から仕事で使える実践35テク 』。
著者が500時間以上もChatGPTを使い込んだ経験をまとめ上げており、分かりやすく基礎から応用までを理解できる1冊になっていると思います。
書評の最後に私も記載しましたが、素直に「今、このタイミングで読めて良かったと思える本」です。
AIについて興味はあるけど、二の足を踏んでいた人、仕事への活用方法がわからず焦り始めていた人、もっと使いこなしたい人にちょうど良いと思いますよ!
こちらの書評も是非ご覧ください。
むねさだよしろうが推す「生成AIを仕事に生かすための必読本」 | 日経BOOKプラス