日産セレナに乗っています、むねさだ(@mu_ne3)です。
セレナを買う際に色々とブログに書いていたこともあり、日産さんからプレス向けの発表会やメディア向けのイベントにご招待されることが増えてきました。
今回は、銀座にあるNISSAN CROSSINGにて展示されていた、電気自動車(EV)のクロスオーバーコンセプトカー「ニッサン アリア コンセプト」をご紹介したいと思います。
電気自動車(EV)のクロスオーバーコンセプトカー「ニッサン アリア コンセプト」
ということでご紹介しますのは、日産の電気自動車(EV)のクロスオーバーコンセプトカー「ニッサン アリア コンセプト」。
自分なりのビジョンを持ってそれに突き進むユーザー向けの次世代コンセプトカー。
既に展示会期は終わってしまいましたが、2019.11.5~2019.12.16まで銀座のNISSAN CROSSINGに展示されていたんです。
今回、実車を目の前にしつつ、コンセプト部分もお話も詳しく聞かせていただきました。
忙しく時間のない毎日を移動するツールではなく、効率的に生活をサポートしてくれるクルマを求める人へ。
そんなお客様に、「やっぱり未来のクルマってこうだよね!」と思ってもらえる、感じてもらえるクルマ。
「インテリジェントパワー」「インテリジェントドライビング」「インテリジェントインテグレーション」という3つの考え方で作られています。
・インテリジェントパワー
グリーンでエコにエコに、と考えていくと、乗っていてつまらなくなる可能性がある…。乗って楽しいクルマであるべき、と言う考え方で作られたのがインテリジェントパワーです。
・インテリジェントドライビング
ドライバーには安心と安全を。同乗者には快適性を。
これらを組み合わせたのが、インテリジェントドライビング。
・インテリジェントインテグレーション
クルマと社会をつなげて新しい社会の可能性を生み出すのが、これ。
災害時に電力として使えるとか、電力網につなげることで、ピーク時に多くのEVから電気を使うことで、世の中の発電所を減らせるかもしれない。
日産は、そんなサスティナブルな社会の実現まで見据えているんです。
EVの四駆に向けて
電気自動車のノウハウがある日産が、四駆の制御技術、シャシー制御技術を組み合わせて生み出したのが、EVの4WD。
普段何の気なしに乗っている車ですが、例えば段差を乗り越える時にも、ちょっとブレーキを自動制御してるからこそ、大きく揺れずに乗れるわけです。
安全のドライビングと快適な乗り心地
電気自動車(EV車)は、ガソリン車に比べて、エンジンもないし、ガソリンタンクもないので、車の中の空間を大きく使えるんです。
そのため、足元も通常のクルマよりも広く快適に設計されているんです。
そして、クルマのソフトウェアもどんどんアップデートできるように考えられています。
これまでのクルマは買った瞬間から古くなりますが、今後は、アップデートにより新しい機能を取り入れていくことができるんです。
そして、EVが普及することで、日本の発電所を減らすこともできる、より良い日本の社会を作れるのでは?という未来を描いているんです。
これはすごい…壮大だ!
アリアコンセプトのデザインについて
日産アリアコンセプトは、テーマとして「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」を掲げて作られた、これからの日産のEVの軸になるデザインです。
過去とこれからの日産のデザインの融合として、「粋」なデザイン「日常にもたらされる、最先端で簡明な新しさ」をコンセプトにデザインされています。
そんな「粋」のデザインは4つの具体的なイメージによって構成されています。
あえて取り入れる大胆かつ多様性のある表現
【間(ま)】
構造に、熟達した卓越した空間の使い方
【整(せい)】
「間」を演出する巧みな手技で調和された構造と細部
【移ろい】
自然によって生み出された流動性と非対称性が生み出す美しさ
この辺り、実際に実車の写真を見ながら確認していきましょう。
日産アリアコンセプトの実車確認
リーフの次のメジャーな電気自動車のためのコンセプトカーだと言われているアリアコンセプト。
クロスオーバーSUVタイプで、エクストレイルの未来のような形をしています。
特徴ははやり、フロントグリル。
ガソリン車のようにエンジンを冷やす必要がないため、空気を取り入れる穴が不要なんです。
空力のことだけを考えてデザインできるわけです。
また、オラついたデザインではなく、パッと見るとシンプルだけれども、複雑な曲線が1つの面の中に取り入れられています。
ラインとしてはドアハンドルの上に1本走っているのみなんですが、面が美しく揺らいでいるので、光が当たると美しいラインに見えてくるんです。
ドアのパターン1つとってもこだわっています。
シンプルだけど、細部が引き立つデザインです。
EVならではの広いインテリア
ガソリン車は機械を配置した後、余ったところに人が乗っているんですが、EVは、逆。
人が快適に乗れるように設定して、その後必要なパーツを配置して行っているんです。
インパネも薄くできているが、安心感を感じられるようにその分の厚みを持たせています。
スイッチの数としては従来のクルマと変えずに搭載。
タッチパネル化などによって、シンプルに見えつつ機能を搭載しているんです。
また、組子(くみこ)模様を随所に取り入れており、これがジャパニーズフューチャリズムを感じさせてくれます。
和と粋と間にも繋がるデザインです。
細部までこだわりつつ、市販化を視野に入れた作りになっているので、空力などもしっかりと考慮されています。
担当者の方から、その辺りの設計者とデザイナーの攻防などの話も聞けてとても楽しい時間を過ごさせていただきました。
Yahoo!にも動画をアップしましたのでご覧ください。
わんぱくブロガー的まとめ
最後に、公式カメラマンさんによるARIYAコンセプトとの2ショット写真を撮ることに。
気合い入れて撮影してもらっちゃいました。
これからこのアリアコンセプトの車は世界中を展示で回るらしいのですが、近い将来、このコンセプトをベースに市販化モデルとなったクルマにであえるはずです。
もちろん、プロパイロット2.0など最新の自動運転技術などを搭載した最新のクルマとして市販される電気自動車なので、登場がとても楽しみですね。