先日、10日間のチェコ取材ツアーに参加してきました、むねさだ(@mu_ne3)です。
個人的にははじめてのチェコ訪問。
見るものすべてが可愛いしかっこいいしおしゃれだし!食べるものは美味しいし!でチェコが好きになりました!
さてさて、そんなチェコ旅を少しずつ紹介していきたいと思います。
チェコのズリーン近くにあるスピリッツ蒸留所「R.JELINEK(アール・イェリーネック)」
今回訪れたのは、チェコ有数のスピリッツ蒸溜所「R.JELINEK(アール・イェリーネック)」の工場。
フルーツに特化した蒸溜所として、世界で一番大きい蒸留所。
到着するなり、スピリッツのグラスを持って陽気に説明を始めてくれたのは、ここの責任者のダレブニクさん。
このスロボビッツェ地区では、お酒のために6500トンのフルーツを作っていて、75パーセントがプラム(梅)、残りが他のフルーツ、というほどプラムのお酒がほとんど。
まずは、そのプラムのスピリッツで乾杯っ!
グワーッと来ますがプラムの良い香りがするフルーティーな味!
フルーツ持ち込みで自家製スピリッツを作れる!
面白いのが、小さな蒸留所が外にあり、そこには自分の家で採れたプラムなどを持ち込んで、自家製のスピリッツを作ってもらうことができるんです。
自家製税金は通常1リットル295コロナ(約1500円)の半分。お安く、自分の家の味のスピリッツを作れるんですって!
プラムの場合は発酵が5週間。ここでは、蒸溜するキャパは200キロ。だいたい4時間で蒸溜完了となります。
ちなみに、出来立てだと辛くて飲めないので、1年間寝かせて完成なんですって。
自家製フルーツで自家製のスピリッツが作れるってすごい…!チェコうらやましい!
100年以上の歴史ある蒸留所
そもそも、ここは1894年にできた蒸溜所。
その後、1921年にユダヤ人のイェリネックファミリーが買収。アメリカに進出して大成功を収めるなどして、今では42の国へと出荷している世界最大の蒸留所にまで成長したんです。
更に数年前から、250ヘクタールの自社農園でプラムなどのフルーツを作って、完全オリジナルなスピリッツ作りにも取り組んでいるそうです。
プラムのいい香りが広がる巨大な樽
そんなイェリーネックのスピリッツを実際に作っていた樽を見せてもらいました。
高さ、約6mの巨大な樽!
その横には、これまで作ってきたスピリッツの瓶がズラリと並べられています。
それにしても、お酒が弱い人ならばここに居るだけでも酔ってしまいそうなほどの良い香り。
この木の樽の奥には、タンクが大量に並んでおり、3500トンのフルーツが入っているそうですよ。
イェリーネックはウイスキーも作っており、その樽を寝かせている倉庫の見学も行ったり。
試飲もたくさんさせてもらって、お酒好きとして最高に楽しめる蒸留所見学でした。
わんぱくブロガー的まとめ
この蒸留所見学は140コロネ(およそ700円)とリーズナブル。お酒好きなら喜んで出せますよね。
もちろん私もお土産売り場でスピリッツを何種類か購入しました。
プラハの空港にもこのイェリーネックのスピリッツが大量に売られていたのでチェコに行ったならば買いやすいです。
洋ナシのスピリッツと洋ナシの缶詰のセットで買うのもおすすめですよー!
フルーツ系のスピリッツが好きな人は、この蒸留所に行くととても楽しめると思いますよ!
今回のチェコツアーについて
今回のチェコ共和国に関する取材ツアーは、「チェコ政府観光局」からお声がけ頂き参加しています。
旅費・宿泊費・食費・アクティビティ費をチェコ政府観光局に負担いただいてますが、記事の内容はブロガーの主観に任されております。
当ブログのチェコに関する記事はこちらにまとめる予定です。