普段からガジェットや家電が大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
最近、USBから給電できる機器が増えたものの、まだまだACコンセントから給電が必要なものも多いですよね。
そんな人にオススメの、コンパクトで高性能なポータブル電源をご紹介したいと思います。
いつでもどこでもコンセント!「Omni charge 20」
ということでご紹介しますのは、「Omni charge 20」という商品。
これ、2016年に海外のクラウドファンディングで開発が発表され、当時366万ドル(4億円以上)を集めた大人気商品。
既に海外では一般販売も行われており、ついに2018年7月中旬より日本で正式に販売を開始(ヨドバシ・ビックカメラなど)するという事で、来日したCEOのJason Wongさんにお話を聞くことができました。
ちなみに、Amazonでは既に先行販売を開始しているので、興味がある人はチェック済みかもしれませんね。
そんな「Omni charge20」をブログレビュー用にご提供頂きましたので、彼から聞いた事などを踏まえつつ、商品を紹介して行きたいと思います。
どこでもコンセントが使える!?
製品のパッケージには、「どこでも何にでも電源を」という文字があり、初めて見る人は「えっ!?このサイズで!?」と驚くと思います。
容量は20400mAh。
箱を開けると、しっかりとしたスポンジに包まれているOmni charge20の本体がっ!
「あ、思ったより小さい!」が私の第一印象。
内容物は、Omnicharge本体、クイックスタートガイド、充電用の電源コードや変換プラグなど。
本体にはホラ!このように、コンセントの差込口があるんですよ…!
他にはDC電源のIN/OUT兼用の口や、USBの差込口もあります。
なので、大きめなモバイルバッテリーとしても使えますし、100Wまでのコンセント式の家電製品が使えるんですよ…!
100W以下の家電製品ならどこでも使用可能に!
さらりと触れましたが、伝わってますでしょうか?
このOmni charge 20さえあれば、100W以下の家電製品ならどこでも使用可能になるんですよ!?
なのでほら、例えばいまだにコンセントからしか充電できないCanonのバッテリーも外出先で充電が可能になるんです!
これだけでも世界中のカメラマン数万人が泣いて喜ぶ感じですよ…!
また同じくコンセントからしか充電できないようなドローンのバッテリーなども充電(100W以下のモデルに限る)が可能になります。
当然、ノートパソコンや扇風機など、100W以下の家電なら自由に使えるのはとてもありがたい。
コンポも使えるからラジオも音楽も聞けますし、24インチくらいの小型のテレビならば見れちゃうわけですよ…。これは災害時にはグッと安心感に繋がりますね。
もちろん、このサイズ感ですから容量は限られますが、それでもiPhone とGalaxyの場合最大9回、デジタル一眼レフカメラの場合最大6回。またMacbook Airの場合は100%フル充電、13インチMacBook Pro の場合70%、そして15インチMacBook Pro の場合60%の充電が可能になっています。
画面搭載で数値が見える!
また、本体には有機ELの画面が付いていて、実際にバッテリーにどれだけの電気が残っているか、今、どれだけの電気がバッテリーに入力されているか、出力されててるか、を数値として見ることができるんですよ!
ガジェット好きとしてはこれは楽しい…!ほほーっと感心して見てしまいます。
使い方もスタートガイドに日本語として解説してありますので、これを見ながら操作していけば覚えられそう。
これがあれば、例えば同じiPhoneを充電する際も、ケーブルによって高速充電できているのか、出来てないのか、数字でリアルに見ることができるんですよ。
高速充電に対応していないケーブルを見つけ出して廃棄…なんて使い方もできそうです!
DC電源のINとOUT
このOmniCharge20の良さは、コンセント(AC出力)がついていることと、それ以上にDC電源のINとOUTがついていること。
まず、これにより、USB充電のバッテリーに比べて劇的に充電時間が短くて済むんですよ。
そして、面白いのがサイズさえ合えば、ノートPCなどの別の充電器からもバッテリーを充電できるというところ。
試しに、職場にあった古いノートパソコン用の充電器を挿して見たところ本当に使えました…!これは便利!
バッテリーを充電するために特殊なコンセントが必要無いということなんですよ。
サイズは、5.5×2.1mmプラグですので、このサイズのプラグのDCケーブルを持っている人は流用できるはずです。
なにこの自由度…!
あ、一応高速では無いですが、USBケーブルでも充電が可能ですので、ご安心を。
プロ向けの安心できる電源を作りたかった
OmniChargeのCEO、Jason Wong氏は、もともと電力のコンサルティングの仕事をしていたそうです。
すると、世の中の殆どのバッテリーがスマホ用しかなく、またプロでも安心して使えるポータブル電源が無いことに気が付いたんです。
「ニーズはある!」そう確信して、開発をスタート。
クラウドファンディングにて、70か国から2万人の支援者と約4億円もの資金が集まり(2016年のプロジェクトで最高額を記録)、無事発売にたどり着いたんです。
品質を高めるために日本製セル・自社工場組み立て!
欲しいという人に確かな品質を届ける、と価格に妥協せず、とにかくハイクオリティなモノを作るため、日本のパナソニックサンヨーのバッテリーセルを採用。
自社工場にて組み立てているため、クラウドファンディングでの製品を含めて、不良率をかなり低く抑えることができているそうです。
安く安くで製品を作ると、そのサポートにもお金が発生しますが、「結果的にはそちらの費用がほとんどかからないため、この選択が正しかった」と言われていました。
レストランやコワーキングスペースにも!
パワーステーションで同時に10台充電出来るセットも発売されています。
これ、ただの充電台ではなく、どのOmniChargeがどのくらい劣化してるかもわかる機能を搭載しているので法人にも最適です。
例えば、レストランに全席コンセントつけようとすると、工事費に150万円くらいかかり、しかもレイアウトは固定されるため、再度レイアウト変更しようとするとまた工事費が必要になってきますよね。
そういう場所に、OmniChargeを各テーブルに配置すれば、レイアウトフリーで工事費も不要。自由度の高い電源を配置できるんですよね。
スマホへの充電も速いので、カフェなどでもサクッと充電してサッとお店を出てくれるお客さんも増えるかも。
バッテリーの劣化も少ない!
ちなみに、バッテリーの劣化も少なく設計されており、約500回で7割程度の劣化度合だそうです。
なので、1000回くらいまでは実用的に使える、とのこと。
「安いモバイルバッテリーは500回も持たないはず。OmniChargeは電圧を制御し、良いセルを使っているから急速充電にも耐えられる」と自信を持って話をされていました。
これだけ小さな本体の中に、充電先の機械の方もOmniCharge本体も、万が一にも壊さないようにしっかりとした保護システムを入れてるからこその安定感なんですね。
PC用充電器からの開放!
で、個人的に良いな!と思ったのが、PC用の充電器からの開放ですよ…!
こちらのオプションを追加することで、Magsafe2でMacBookProも、Surface Pro用のコネクタでSurfeceも、NECやLenovoのPCなど様々なノートパソコンに対して、充電が可能なんですよ。
DC入力チップ(5.5 x 2.1mm オス型プラグ):Dell 4.5 x 3.0mm、HP 4.5 x 3.0mm、Lenovo スクエアチップ、ユニバーサルアダプタコネクタプラグ 5.5 x 2.5mm
つまり、OmniCharge+このケーブルさえ持ち歩けば、それでノートPCのバッテリーを拡張できるようなものなんです。
今まで、Magsafe2の電源、モバイルバッテリーなどを複数持ち歩いていたのですが、OmniChargeさえあればこれらが必要無くなるというわけです。
めっちゃ助かる…。
わんぱくブロガー的まとめ
「高いには理由がある。このスペックならば安い!そう感じてもらえる人に使ってほしい」というCEOのJason Wongさん。
最初は、モバイルバッテリーにコンセント付けただけなのかな?と思ったのですが、細部までこだわり、プロフェッショナルな用途やビジネス利用もできるように高品質に作り込まれた製品だという事が分かりました。
このOmniChargeを使うことでこれまで以上に電源によるストレスを無くし、自由な使い方ができると思うとワクワクしますよね。
ノマド的にいつでもどこでもノートPCを使いたい人、デジカメを充電したい人、万が一の時に家電が使えるようにしたい人。多くの人におススメしたい製品です。
Omni 20 USB-C | PD対応スマートモバイルバッテリー – ノートパソコン、スマートフォン、Switch等様々なデバイスを高速充電 20,100mAh
ケーブルのセットはこちらです。
DC入力チップ(5.5 x 2.1mm オス型プラグ):Dell 4.5 x 3.0mm、HP 4.5 x 3.0mm、Lenovo スクエアチップ、ユニバーサルアダプタコネクタプラグ 5.5 x 2.5mm
※記事執筆時(2018/07/06)の価格3600円