新しいものが好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
皆さん、スマートスピーカー持っていますか?活用できていますか?
「アレクサ」「オッケーグーグル」など、CMでも見かける人も多いと思います。
そんなスマートスピーカーやスマートホームについて詳しく聞けるイベントに参加して来ましたのでご紹介したいと思います。
自分が思っていたよりも、ずっと便利でカンタンだということが理解できたイベントでした!
スマートスピーカー&スマートホームナイト
という事で今回は、「なるほど!スマートスピーカー&スマートホームナイト Supported by intelligent HOME」というイベントに参加してきました!
会場は、渋谷にある東京カルチャーカルチャー!
会場にはスマートスピーカーやスマートデバイスが置かれた模型が展示してありました。色々あって、これを見ているだけでも面白い!
開会前だというのにどんどん人が集まり、注目度の高さが伺えます。
ちなみに今回のスポンサーは、イッツコムが提供する「intelligent HOME」というサービス。
この辺りに触れつつ、イベントはスタートします。
はじめてのスマートスピーカー&スマートホーム入門!
まず最初は、「はじめてのスマートスピーカー&スマートホーム入門!」から。
登壇者は、コネクテッドデザインの副社長である新貝文将氏、マッシュアップアワードの伴野智樹氏、そして司会の河原あず氏。
まずは、今回スポンサーの「IntelligentHOME」のサービスや構成概要がこちら。
黄色い枠内の中心にあるのが「専用ゲートウェイ」という親機のようなもの。
このコンパクトな機械が指揮者のような形で、IPカメラや自宅の鍵、照明などを操作することができるんです。
感知すると自動でビデオを撮ってLINEやメールを送れる
そう、これ組み合わせて動かすことも可能で、「ドアが開いたら」→「ビデオを撮って」→「メールやLINEで」→「スマホに送付」などを自動的にしてくれるんですよ。
これ、自宅のペットや高齢者の見守りにも応用できますよね。
新貝さんのお宅には玄関がスマートロック。これを開けると玄関正面に設置してあるカメラで自動的にビデオを撮り、それがLINEで送られてくるように設定しているんだそうです。
娘さんが帰宅したかどうか、などがしっかりと映っているので、これがあると色々安心ですよね。
このように、自宅にある機器を上手に組み合わせて操作してくれるのが、スマートホームなんですよ。
日本ではまだ「新しいもの好きの人が買っている」イメージが強いかもしれませんが、アメリカでは多くのお店で一般的に取り扱われるようになってきているんです。
日本でもすぐに広がって来ると思いますよ。
スマートデバイスの開発コンテスト!
伴野さんは、マッシュアップアワードというスマートデバイスの開発コンテストを開催している方。
例えば、こちらは天気予報をAPIで取得して、その日の天気を傘の位置で表示してくれるデバイス。
アレクサよりも声をかけなくても自動で動いてくれるので便利かもしれませんね。見た目シュールですけど。
そしてこちらは、自分で太陽の光を探して動き続けるサボテンのプランター。
こんな、実験的な面白いアイデアを日本でもガンガン作って実験しましょうよ!と活動しているのが伴野さんです。
こけしの中にAmazon echoを入れ込んで「こけし」+「アレクサ」=「コケクサ」と名付けたり(笑)
既存のサービスや製品だけでなく、組み合わせて自作でこういうことを作れったり楽しめたりできるのはなんだか良いですよね!こういうのから、イノベーションって起こる気がします!
他デバイスと連携する「Works with」から「Built-in」へ
面白い話だな、と思ったのがこちら。
スマートスピーカーのシェア争いについて、これまでは「Works with」。連携する機器がどれだけあるか、で競って来ていたんです。
各社デバイスメーカーは、「Alexaと連携するよ」「Google HOMEと連携するよ」というマークをつけているのが一般的でした。
が、今後の方向性として、デバイスの中にスマートスピーカーが内蔵している製品が多く出て来ることになるそうです。
テレビはもちろん、冷蔵庫、カーナビなど、入っていることさえ気がつかないけど、気がついたら音声で話しかけ、操作できる家電や電子機器はこれから一気に増えて来ると思います。
そうすることで、「スマートスピーカーってよくわからない」って人にも、自然に使ってもらえるようになるわけですよ。
アレクサ内蔵のカーナビとかも便利すぎますよね。
けどスマートホームなんて本当に流行るの?
けど、スマートホームなんて、本当に流行るの?新しい物好きの人だけが飛びついて終わるんじゃないの?と思った人!
こちらのグラフをご覧ください。
アメリカで新しい技術やサービスが開始した西暦と、それがアメリカ内でシェア25%にまで広がるまでの年数が書かれています。
電気は普及まで46年。テレビは26年。ケータイは13年で、インターネットは7年。
新しいものが普及するにはある程度の年数は必要なわけで、これだけ便利な機能。気がついたらなかった頃が考えられないほど普及する未来は、間違いなく来ると思います。
そう遠くない未来に。
簡単&びっくりスマートホーム!IFTTTとmyThingsを使ってみた
お次は、「簡単&びっくりスマートホーム!IFTTTとmyThingsを使ってみた」というコーナー。
登壇者は、intelligent HOMEの笹子氏、デイリーポータルZの石川大樹氏と、ヤフー株式会社の水田千恵氏。
IFTTT(イフト)とは?
最近よく聞く、IFTTT(イフト)とは、「if this, then that」の頭文字で、「もしこうだったら、あれをしなさい」を指示して実行させる、サービスとサービスをつなげるサービス。
IFTTTを駆使して、面白いものを作ってしまったのが、デイリーポータルZの石川さん。
この記事、私も読んでいましたがめっちゃ笑えたので印象に残っていました。
Google HOMEに対して、「アレクサ」と呼びかけると、怒ってビンタしてくるようにIFTTTで設定してみた、というネタ記事。
しくみとしてはこんな感じ。
IFTTTを使って、別のサービスとも連携しつつ、モーターを動かして、ビンタをさせているんですよ。
すごいですよね…これ(笑)
会場大爆笑でしたよっ!
日本語版IFTTT?ヤフーの提供する「My Things」
ヤフー株式会社でもこのIFTTTと同じようなサービスを提供しているんですよ。というのを紹介してくれたのは、ヤフー株式会社の水田さん。
それが、「My Things」。
グラフィカルなインターフェイスで操作することができるのが特徴で、非エンジニアでも手軽に操作することができるんです。
そして、日本語で操作できるのもIFTTTと違うところ。英語が苦手な私としてはめっちゃ助かります。
更には、日本のサービスと多く連携しているのも特徴です。
あぁ、これはちょっと使ってみたいと思いましたね。
実際にこのMy Thingsを使って、天気予報を取得してそこから自動的にGoogle Homeに話をさせる、という操作をさせることもできるそうです。
なんかスマートスピーカーって、音楽を聴くだけなの?と思っていた私から見るとめっちゃ可能性が広がります。
笹子さんの自宅では、家電を連携させていてテレビをつけたり、「プレステしたい」というと、テレビをつけて、PS4の電源をつけて、入力をHDMIに切り替える、というところまでセットで切り替えてくれるように設定しているんですって!
これも真似したい事例!
ここまでできるの!?スマートホーム最前線!
最後は、「ここまでできるの!?スマートホーム最前線!」というコーナー。
実際に自宅でゴリゴリにスマートホーム活用している2名の方に登壇頂いて、リアルな使い方を聞いていきます。
まずは、谷さんのお宅。
一見普通に見えるのですが、家中にスマートデバイスを配置しまくっているんです。
夜、10時を過ぎると照明の照度を30%に落とす、というような設定をしていたり、鍵もキーレスにしてあったり。
家中のリモコン操作を記憶させて動作させているんです。
例えばテレビ。
「OK,Google! ザッピングして」といえば、テレビをつけて1〜12までを順番にチャンネルを切り替えてくれるんですって!
帰宅して、着替えながらテレビのチャンネルを自動で切り替えて、今放送されている番組の中で一番気になるものを一声だけでチェックすることができるんです。
すげぇぇ!
エアコンには、磁石のセンサーをつけていて、エアコンがONかOFFかをそのセンサーを通して自宅外からチェックできるようにしていたり。
カスタマイズしていくと、まさに未来の自宅のようなものが、もう実現しているんですね!
赤外線コンセントスイッチで操作しているのは、こたつ!
外出先から電源をOFFしたり、帰宅すると玄関からコタツをONしたりができるんですよ。面白そうっ!
これも家に1つ欲しい!
清野さんも変態的な自宅の持ち主(笑)。
一人暮らしで寂しいから、と家に帰ると自動的にこんな感じに照明がつくんだそうです(笑)
そして、「プロジェクターをつけて」というとプロジェクターが付き、「上・下」などと音声操作して録画リストを再生できるんです。
そんな清野さんの押しスマートがこちら。
ボタンを押してくれる「マイクロボット」によって、外出先から自宅のお風呂に自動でお湯を溜めることができるカスタマイズ。
また、こちらは宅配の人が玄関に来た際に、音声だけでオートロックを解除できるように、”受話器を撮って解除ボタンを押す”というのをスマートデバイスで実現してるんですって。
なんだこれっ!
ちなみに、自宅にこのマイクロボットが6つあるそうですよ…。
1つぐらい買って試してみたいな…って感じさせる紹介でしたっ(笑)
新築じゃなくてもスマートホームにできる「レトロフィット」
今回のお二方のように、「既存の家や家電に装着することでスマートデバイスに変える」スマートホーム化することを、「レトロフィット」というんだそうです。
スマートホームってお金持ちが新築の家を建てる時にするんでしょう?と思っていた人もいるかもしれませんが、賃貸でも、スイッチやセンサーを組み合わせることで、スマートホーム化をすることができるんですよ。
これならできる!と思わせてくれる紹介に、会場は大盛り上がり!
「こんなことができるの!?」「なにあれ、マイクロボット今すぐ買うわ!」なんて声が色々な場所から聞こえて来ていました。
わんぱくブロガー的まとめ
いや〜。実は私も、Amazon Echoは購入したものの、まさに「音楽をかけることにしか使えていなかった」人の一人です。
が、今日のイベントに参加することで、IFTTTと連携させると世界が広がることがわかりました。
イッツコムのintelligent HOMEを導入すれば、離れていても自動的に自宅の様子が見えたり、など親としても嬉しい機能を実現することもできるんですもんね。
スマートホーム。
まだまだ未来だと思っていましたが、今まさに。もうすでに!実現できる世界になっていたんですねっ!
とりあえず、Google HOMEか、Amazon Echoが欲しくなった人は試して見ても良いんじゃないでしょうか。
我が家は、寝室に1台設置して「お父さんおやすみなさい」っていうと、私にメールが送られて来るように設定してみようかな、など画策中です!