美味しいものが大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
先日、つくばに行く予定がありまして。
「せっかくならランチで美味しいものを食べたい!」
そう思って連絡したのはこの男っ。
勝手につくば大使!こと、コムさん。
ド派手な外見ですがとても良い青年で、つくばが好きすぎて好きすぎて、「勝手につくば大使」を名乗りつくばの魅力を発信しているんです。
勝手につくば大使
そんな彼に連れてってもらった蕎麦屋がとても美味しく、しかも今まで食べたことが無いような食べ方をする蕎麦だったのでご紹介したいと思います。
筑波山の美味しい水で作られる、そば心「ゐだ」
ということで、お昼ご飯どきに伺ったのは筑波山の麓にある、そば心「ゐだ」。
ちょうど紅葉の綺麗な時期で、内外ともにとても雰囲気の良い古民家という感じのお店。
囲炉裏を囲うようにあるカウンター席と、畳の上に上がるテーブル席とがあります。
メニューはこちら。
頼むのは当然、お店の一押し一番人気の「鴨汁そば」。
コムさん曰く、ここではこの鴨汁そばを注文しないと勿体無いんだそうです。
その理由はこのあと明らかに!
お抹茶とお菓子でまったりと
注文を終えると、お抹茶とお菓子が出て来ます。
これで気持ちをリラックスさせて、鴨汁そばの来るのを待ちます。
これが鴨汁そば!?
しばらくすると鉄板の上に乗せられた鴨肉とともに現れたのが、鴨汁そば!
な、生の鴨肉と鉄板と、うどんのように太いお蕎麦。
これが鴨汁そばですか…!見たことない組み合わせです。
写真を撮っていると、料理を持って来た大将が、そのまま隣に座って、お箸を持ちながら食べ方のレクチャーを開始!
そこからはもう、この大将の指示するままに食べ進めて行くことになります。
ここから、この鴨汁そばが怒涛の七変化して行きますよっ!
1.まずは蕎麦を素で味わう
まずはお蕎麦の素の旨みを味わうため、何もつけずに頂きます。
弾力のある蕎麦で、蕎麦本来の美味しさをしっかりと堪能できます。
2.ワサビをつけて蕎麦の刺身
つぎに、ワサビをつけての「蕎麦の刺身」を味わいます。
ツユをつけずそのままワサビで。
これまた蕎麦の美味しさが引き立って、このままいくらでも食べたいほど。
が、ここは大将の指示に従いながら食べ進めます。
一見こわもての大将ですが厳しい中にもジョークを入れ込んだりしつつ、楽しませようとしてくれます。
3.つけつゆにつけて
ここで初めて、お蕎麦らしい食べ方になりますが、つけつゆにつけて頂きます。
ワサビはつけてもつけなくてもOK。スタンダードな旨さですが、ここからがお楽しみっ!
4.鴨肉を焼いて食べる
鉄板の上に乗せられた鴨肉から予想はしていましたが、この鴨肉を鉄板で焼いて食べて行きます。
もちろん、焼くのも大将みずから。
表面に水分が出て来たらさっと裏返してレアで食べる!
鴨の肉汁ってこんなに出るんだ…と驚いているのもつかの間。
「ほいっ!」と、大将がおツユの中に鴨肉を入れて来るのでそのまま急いで食べます。
ジューシーな鴨肉を蕎麦のつけツユで食べる幸せ…。
更にもう一枚。
今度はネギと合わせて、鴨ネギで!
更にもう一枚。
今度はピーマンと。
ちなみにこの鴨肉を食べている間は、蕎麦に手をつけることは許されません!笑
ツユに、鴨肉の旨みを十分に出すためこのまま鴨肉だけを食べ続けるんです!
結局、5枚もあった鴨肉は全て蕎麦と一緒に食べることなく、そのまま食べきってしまいました。
こんな鴨汁そば食べたことない…!
5.鴨の旨みタップリのつけツユで!
さぁ、お待ちかね。
鴨の旨みタップリのつけツユにつけて、鴨汁そばを頂きますっ!
5枚分のジューシーな鴨肉の旨みが染み出したツユで極太お蕎麦!
待たされただけあってか、これは美味い…!
どんどん食べて行くぞっと思いきや…、この後度肝を抜かれます。
6.蕎麦を焼いての焼き蕎麦!?
先ほど、鴨肉を焼いた鉄板には鴨肉の脂や旨みがタップリと残っています。
ここでなんと、お蕎麦を焼いて焼き蕎麦にして行くんです!
いいやいや!
焼き蕎麦って…。と思いながら食べたところ、この極太の麺とツユ、そして鴨肉のうまみがマッチしてメチャクチャ旨いんですよ。
これはビックリ…。
お好みで七味をかけてもOK!
7.大根(ツマ)と一緒にさっぱりと
七変化最後は、一緒についてきていた大根の千切り(ツマ)と共に頂きますっ!
これがまた、さっぱりとして蕎麦の締めとしては最高です。
ここまで終わっても多少蕎麦が残っていると思いますので、一通り7変化を楽しんだ後は、もう一度自分が気に入った食べ方を楽しむこともできます。
焼き蕎麦も良いけど、やっぱりツケツユで。
など楽しいながら食べ終わることができると思います。
ツユに蕎麦湯を入れて〆っ!
気が付いたらぺろりと食べきってしまいました。
わんぱくブロガー的まとめ
こんな蕎麦の食べ方したことが無いし聞いたことが無かったんですが、ネタではなくすべての食べ方が美味しいんですよ。
しかも、食べている最中に逐一指示を出してくる大将のトークがまた良い!
「わがまま頑固店主」、ではなく「こだわりを持ったオモシロ店主」。
似ているようで全然違って、とても楽しみながら食事を終えることができました。
残念なのは、車が無いといけないような場所にあるという事。
つくば駅からだと、車でおよそ30分。
勝手につくば大使が連れて行ってくれたので良かったものの、都内からフラリとは行きづらいのが難点。
けれど、是非もう一度足を運びたい。そう思えるお店でした。