周りから自分がどうみられているのか、など気になってしまいます。むねさだ(@mu_ne3)です。
先日、名古屋へ行く用事がありまして、ヒルトン名古屋というホテルに泊まりました。
この辺りではかなり高層のホテルであり、世界中から見てもブランドホテルなので、宿泊客の中には外国の方も多くいらっしゃいました。
ふと、窓の外を見ていて色々と考えをめぐらせましたのでご紹介したいと思います。
高層ホテルから見える窓の外の景色
こちらがそのホテル、ヒルトン名古屋から見た窓の外の景色です。
名古屋駅とは逆方向の景色なのですが、ちょうど朝は朝日が差し込み、気持ちの良い朝を迎えることが出来ました。
ぼーっと窓の外を眺めながら、いくつか気が付いたことがあります。
そう。
どうやっても目立つ、黄色い文字でドドドーンと書かれた「金しゃちビール」という看板です。
明らかにこの高層ホテルをターゲットにして屋根に描かれた看板。
当然ですが、屋根の上に描かれているため、道を歩いている人には見えません。
が、こうやってホテルに泊まっている宿泊客の半分(反対側は見えないので)の数百人以上の人に向けて、「ここに名古屋のビールが飲めるお店がありますよ」とアピールしているんですよね。
同様にこちらの、「SUSHI」と書かれたビル屋上のネオンサイン。
こちらも、角度的には道路を通る車や通行人というよりも、もうこのホテルに向けて一番見やすい角度にしてあるわけです。
これ、夜には「SUSHI」の文字が夜景の中にドドーンと目立って光っていました。
この2つの看板に共通しているのは「自分たちの置かれている状況(立地)を理解して看板を設置していること」ですね。
ちなみに、その奥に見える「賀茂鶴」という日本酒の看板は、一般的な屋上広告としておそらく道路を通行する人たちへ向けた看板でしょう。
ターゲットを決めてアピールする大切さ
これらの看板を見ていて、あぁこのホテルの宿泊客ターゲットなんだな、とすぐに分かります。
特に上記の「SUSHI」の看板のお店は、表記から見ても明らかに日本人というよりは外国からの宿泊客向けですよね。店名書いてないけれど、海外のお客さんはあの看板を見て「Oh!SUSHI!」なんて言ってあの辺に行ってみるんだと思います。
逆に、名古屋のビールが飲みたい人は「金しゃちビール」という表示が目にグッと入って来ると思います。
このホテルの景色の中ではこの2つのお店が大きく目立っていました。
おそらくこのヒルトンホテルに宿泊する人は、安いビジネスホテルに泊まる人よりも羽振りも良いのではないか、とも予測できるので、この宿泊客にターゲットを絞って広告看板を出すメリットは十分にあると思います。
私が初めて名古屋を訪れる外国人だったとしたら、「この地域の事はよく分からないからあそこのSUSHI行こう!日本食が食べれるだろう。」と思うと思います。
また、私が仕事で同僚とこのホテルに宿泊していたとしたら、手軽に名古屋を満喫しつつビールが飲めそうな、「金しゃちビール」が候補の1つに入ると思います。
ただし、やり過ぎは良くない…
こんなことを考えながら「これ、みんなやれば良いのにな。」と最初は思いました。
このホテルから見下ろせる近くのビルは、ほとんどが何も置かれていない&描かれていないシンプルな屋上がほとんどなので、コンビニも、レストランも、「ここにありますアピール」をするといいんじゃないかな?と。
ただ、良く考えるとそれをすべての店舗がやってしまうと…。
なんともゴチャゴチャした景観になりますし、何より結局すべての店舗がそれをやると埋もれてしまうんですよね。
後は、目立てば良いじゃない!とギラギラしたネオンで興味を引き付けたりなど、やり過ぎはおそらく逆効果。
品格を問われますしね…。
他者と差別化しつつアピールすることが大事
これ、自分たちの自己アピールなどにも通じるものがあるな、とこの景色を見ながら思いました。
例えば、飲食店をしている人ならばこういう旅行客にターゲットを当ててみるとか、近所のビジネスビルに対して看板を見せるように配置したり。
運動会とかで我が子を見つけやすくするために赤い靴下を履かせる、なんてのも聞いたことがあります。
これらも、行う人が少数だから有効な手なのかな、とも思うわけで。
そう考えると、私が今更新しているこのブログも同じことが言えるんですよね。
インターネット上にゴマンとある個人ブログの中から、読者に興味を持ってもらい、見に来てもらう事が出来るかどうか。
そのためのアピールってどうすれば良いのか。
他ブログの真似でも多少効果はあるかもしれないけれど、その方法が一般化した後に真似をしたのでは、結局目立たないんですよね。
どうやって、他のしていないアピール方法で目を引くのか。
いや、もちろん飲食店は美味しい食事を出していれば段々とお客さんは来てくれますしリピートもしてくれます。
良い記事を書けば、見に来てもらえるしリピートして再訪してくれるんですが、それは大前提として初めての人をどれだけひきつけるか、も大事な要素だと思うんですよね。
そういう意味で、ブログのテーマとかロゴとか、あとSNSに投稿した時にそれとわかる目印を付けるとか。その辺りもブログに興味を惹き、数あるブログの中から自分のブログを見つけてもらう方法なんだろうなぁ、と思ったわけです。
もちろん、「名古屋で一番旨い!」など根拠が無かったり中身を伴わないアピールは、逆効果になりかねませんし信用を落とすことになるのでおススメしません。
わんぱくブロガー的まとめ
ということで、なんとなくフワッとした内容になってしまいましたがまとめるとこんな感じ。
自己アピールにおいて、
- 人からどう見えているかを考えよう
- 他者との差別化は大事(もちろん中身を伴う形で)
- 人の真似をする時はその効果を把握・予測してすべき
- 後追いの場合は逆に埋もれてしまう可能性があることを認識するべし
- けど自分が良いと思えばやれば良いじゃない(看板設置と比べるとかかる経費は少ないでしょうし)
なんてことを考えた今回の名古屋旅行でした。
何でもかんでもブログに結び付けて考えている私もちょっとおかしな人間なのかもしれませんが、ブログに限らず色々と応用が効く考え方だと思いますので、皆さんの参考になれば幸いです。