
9月に入ってもまだ暑い!
そして、釣りやアウトドアでは日陰のない炎天下で長時間過ごすこともあります。
そんな真夏の東京湾で実際に使ってみたのが、電気で冷やした水を循環させる「ChillerX Pro」。
正直、最初は「思ったより冷えない…」と感じたのですが、使い方を直すと一変!これは炎天下での釣りやアウトドアでかなり頼れるアイテムでした。
ペルチェチラー方式水冷ウェア ChillerX Pro(チラーエックスプロ)
ということで紹介するのは、ペルチェチラー方式水冷ウェア ChillerX Pro(チラーエックスプロ)。

↑の画像、インパクトがあるので見かけたことがある人も多いはず。
今回、こちらをブログレビュー用に商品をお借りして使用してみました。
この商品、簡単に説明すると、こんな感じ。
・電気で冷やした水を電動ポンプで循環させる「ペルチェチラー方式」採用の水冷ウェア(ベストタイプ)
・同社従来のペルチェ直冷式モデル比、約14倍もの冷却面積を持つ水冷シートで上半身を「面」で冷やす
・メーカー公称では、外気温45℃でも水冷シートを循環する水温は約15℃
・電源はUSB PDで20V/3A(60W)出力対応のモバイルバッテリーを使用
屋外作業をする人や、私のように炎天下で釣りをしたい人などにピッタリ!
ということで届きました!ChillerX Pro。

これが、ChillerX Pro本体。

ちなみに、価格は39,900円(税込・送料無料)。
価格を聞いた時は、正直「高い…!」と感じました。ただ、メーカーによると、ペルチェチラー方式を採用した他社製品には10万円を超えるものもあるとのこと。そう考えると、ヒートパイプ型ヒートシンクを搭載しながら39,900円(税込)という価格は、最初に感じたほど割高ではなく、性能を考えるとコスパは良いと感じました。
モバイルバッテリーは付属していないので、別途対応するものを用意する必要があります。
使い始める前に水道水を入れる
内側を見ると、びっしりと水冷シートが広がっています。

ここに、下準備として自分で水道水を入れていきます。

慣れるとすぐに入れ替えできますが、最初は説明用の動画を見ながら行う必要があります。
ここでなるべく水冷シート内に空気を残さないように水を入れるようにしましょう。
初回は説明動画を見ながら作業したので、私は20〜30分ほどかかりました。慣れればもっと短時間でできそうです。毎回する必要はありませんが、次に使うまで期間が空く場合は、水を抜いて保管する方が良いそうです。
ちなみに、自宅では同じ条件に対応したACアダプターでも使用できます。

消費電力が表示される電源を使ったところ、実際の表示は44〜45Wくらいでした。ただし、私が試した45W出力対応のモバイルバッテリーでは動作しなかったので、公式仕様に合うUSB PD対応モバイルバッテリーを使いましょう。
今回、私は公式で動作確認済みモバイルバッテリーとして指定されているUGREEN 90597A (25,000mAh)というモバイルバッテリーを使ってみました。

ChillerX Proを実際に使ってみた!
で、実際に8月前半、炎天下の東京湾の船釣りに行ってきました。

これで、ChillerX Pro装着済みです。
正面からみると特に違和感なく見えますね。

これで、脇の下までしっかりと水冷シートがきているので、冷たいんです。
そして、横から見るとこんな感じ。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、左腰のあたりには、モバイルバッテリーを入れるメッシュ状のホルダーがあります。ここに推奨モバイルバッテリーを入れてUSB Type-Cケーブルを繋ぎます。
思ったより冷えない…!?使い方に注意!
で、使い始めてみると最初はグーッと一気に冷たい水が駆け抜けて「おおおおぉ!冷たい!」と声が出るほどなんですが、しばらく使うと水がぬるくなる…。

すぐに、Shiftallの貸し出ししてくれた方にこの写真と共に「正直思ったより冷えないんですけど…。コレだとレビューできないっすわ…」と送ったところ、「腰につけているライフジャケットが、冷却ユニットの吸気口を塞いでませんか!?」と連絡が返ってきました。

どういうこと!?と確認してみると、腰の上にある冷却ユニットが外気を取り込む吸気口を、確かにライフジャケットでふさいでしまっています…!

なるほどっ!
と、ライフジャケットと吸気口の位置を少し離したところ、また水冷シートの水がしっかりとキンキンに冷たくなってきました!
今回のようにChillerX Proと腰ベルトタイプのライフジャケットを併用する場合は、吸気口・排気口を塞いでいないか確認が必要です。
こんな感じ↓の肩掛けタイプなど、本体の吸排気を邪魔しないものの方が組み合わせやすそうです。

ちなみに、本体位置を前や横に移動できる専用延長チューブもオプション(2,990円)で用意されています。装備と干渉する場合は、こうした方法も選択肢になりそうです。
で、実際使ってどうなのよ!?
で、使ってどうだったのよ、というところですが、メーカー公称では、外気温45℃でも水冷シートを循環する水温は約15℃。実際に炎天下の船上で使ってみても、背中や脇を冷たい水が流れているのがしっかり分かります。ぬるさではなく、ちゃんと「冷たい」と感じるレベルです。
イメージとしては、自動販売機で購入したばかりの冷たいペットボトルを背中や脇に当てている感覚。しっかり冷やされて、かなり涼しく感じます。
が、ChillerX Proがあればどんな場所でも何時間でも大丈夫かと言われると、正直NOです。
しっかりと日差しを防ぐ帽子、サングラス、冷感のTシャツなどを着用した上で、ChillerX Proを組み合わせることが大事ですね。もちろん、水分・塩分補給も必要です。

この日は熱中症が心配になるほど厳しい暑さだったので、背中や脇を冷やしてくれるだけでも、暑さのつらさはかなり違いました。翌日の疲れも全然違いましたね。
あとは、ネッククーラーと組み合わせるともっと涼しいと思いますので、その辺りは使いながら「より涼しくなる組み合わせ」を考えて行くのが良いと思います。
そうそう!今回使用したUGREEN 90597A(25,000mAh)でも、MAXモードでは実際に1.5〜2時間ほどでした。長時間使うなら予備バッテリーは必須です。今回のような7時間程度の船釣りなら、常時MAXで使うのではなく、暑い時間帯を中心にON/OFFしながら使い、20,000〜25,000mAhを2本程度用意するのが現実的だと感じました。

ちなみに、ChillerX Proの重量はバッテリー無しで約2kgと結構あります。が、ベストとして着てみると、心配するほど重量を感じません。今回7時間くらいの船釣りでしたが、重量は全く気になりませんでした。
ChillerX Proを使って分かった魅力と注意点
ここまでの記事に書いてきたこと、書いてないこと含めて、使ってみて分かった魅力と注意点などをまとめておきます。
ChillerX Proの魅力
・炎天下の野外で、常に冷たい水が循環して冷やしてくれるのは画期的&気持ち良い
・バッテリーが流用しやすい市販のモバイルバッテリーで良いのはありがたい
(冬など、普通に高出力・大容量モバイルバッテリーとしてノートPC用などで使える)
・野外だとモーター音は気にならない(室内だとうるさいです)
・ベストタイプなので重量は気にならない
・ChillerX Proを7〜8時間着けたままキャストする釣りをしても邪魔にならなかった
ChillerX Proの注意点
・開封、即使えないのは注意。前日などに水道水を入れる時間を考慮
・モバイルバッテリーは別売。USB PD 20V/3A(60W)に対応したモデルが必要
・モバイルバッテリーは形状によってはホルダーに収まらないため、その場合は別途収納方法を考える必要がある
・今回使った25,000mAhのバッテリーではMAXモードで実測1.5〜2時間ほど。長時間使う場合は予備バッテリー必須
・ライフジャケットやウエストポーチなどで吸気口・排気口を塞がないよう注意
・湿度が高いと結露して、中のシャツが少し濡れる。シャツは速乾性タイプがおすすめ
・かさばるので、持ち運び用の袋が欲しくなる
・冷却ユニット本体は防水ではないので、船上では雨や水しぶきに注意
・炎天下では予備も含めてモバイルバッテリーの温度に注意。直射日光を避け、使用可能温度も確認する
わんぱくブロガー的まとめ
ということで紹介しました、ペルチェチラー方式水冷ウェア ChillerX Pro(チラーエックスプロ)。
約4万円という値段は、誰でも気軽に買える価格ではありませんが、真夏でも釣りやキャンプ、屋外作業を頻繁にする人なら、この冷たさにはそれだけの価値を感じられると思います。
今年すぐ使う機会が少なくても、毎年夏に釣りやキャンプ、屋外作業をする人なら、来年以降も使える暑さ対策として検討する価値はあると思います。
20回使えば、1回2,000円。これならアリかな、と感じる価格ですし、40回使えば1回1,000円ですからね。
暑さに弱い人、本気でなんとかしたいと思っている人におすすめです!
