年末年始、実家に帰省した際、兄から「ScanSnap Homeが激遅でストレスなんだよね…」と相談されまして。
色々調べてみたところ、あるアプリが原因で、それに対応したところ、サクサク動くようになったのでこの改善方法をブログで紹介したいと思います。
ScanSnap Homeが遅い時は!?
実際にScanSnap Homeを起動してみると、確かに遅い!
ScanSnap Homeの画面が立ち上がるのに数分。それぞれ操作をするたびに数分、ローディングのアニメーションがクルクルクルクル…。
これは流石に異常なほど遅いし、ScanSnap iX1500を認識してくれないし、何かしら不具合が起きている可能性が高い!と判断しました。
Google検索で「ScanSnap Home 遅い」などで検索してたどり着いたのがこちらの情報。
【Windows】ScanSnapが急に利用できなくなった(トレンドマイクロ社製品をご利用のお客様) | ScanSnap よくあるご質問 (PFU)
この記事をみると、トレンドマイクロ社の「ウイルスバスター」がScanSnap Homeを邪魔している模様。
まさか?と思い確認してみると、ちょうど調子が悪くなった時期に、アンチウイルスソフトを、ウイルスバスターに切り替えたとのこと。
どうやら、これが原因のようです。
ということで、上記記事にあるように、ウイルスバスター側に「ScanSnapは悪い子じゃないからじゃまいしないでね」という登録をすることで、以前のように問題なく使えるようになりそうです。
ウイルスバスターの設定
ということで、ウイルスバスター君に対して「ScanSnap Home」は悪い子じゃないよ!ということを伝える必要があります。
まずは、画面の右下のタスクバーの中にある、ウイルスバスター君を右クリックします。
そして、「メイン画面の表示」を選択すると、画面上にウイルスバスターのメイン画面が表示します。
うちの実家では、「ウイルスバスター月額版」を使っていた模様。
この画面で左上の「コンピュータを守る」を選択します。
すると、下記のような画面が表示されますので「コンピュータの保護設定」の欄の「設定」ボタンを押します。
すると、コンピュータの保護設定画面に進みますので、左のリストメニューから「例外設定」を選択。
スキャンや監視の対象から外すファイルやフォルダを指定できるような画面になりますので、画面上部中央の「+追加」ボタンを押します。
ここで、ScanSnap Homeがあるフォルダを指定するわけです。
どこにScanSnap Homeがあるか分からない人は、ScanSnap Homeを右クリックしてプロパティを選ぶと、アプリの格納先がわかります。
基本は、C:\Program Files (x86)\PFU\ScanSnap(64ビットOSの場合)だと思います。
設定すると、このような表示になると思います。
念の為、以下のフォルダも指定しておくと良いと思います。
・C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Temp\ScanSnap Home
・C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Temp\MULTIPROCESSTEMP
・C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Temp\SSRawData
(SSRawDataフォルダーが無い場合、設定不要です)
ちなみに、AppDataフォルダは、通常隠しフォルダになっていますので、その際はエクスプローラー画面で、隠しフォルダを表示する、に設定してから、指定するようにしましょう。
ここまで設定すれば、パソコンを再起動しましょう。
無事に設定ができていれば、ScanSnap Homeがサクッと起動するはずですし、認識してくれなかったScanSnapが反応していると思います。
これまで反応しなかったことが嘘のように、サクッとScanSnap Homeがサクサク起動してくれますし、ScanSnapも認識してくれるようになりました。
わんぱくブロガー的まとめ
ということで、「ScanSnap Homeが急に重たくなった」「ScanSnapが認識しなくなった」という人は、ウイルスバスターなどアンチウイルスアプリを疑ってみてください。
調子が悪くなったタイミングとウイルスバスターを入れたタイミングが近い、という人は、この記事で紹介したような設定をすることで、使えるようになると思いますので、ぜひ試してみてください!