先日、3連休を使って、福井県にある福井県立恐竜博物館へと行ってきました。
この博物館を含む敷地は「かつやま恐竜の森」という広大な緑地で、その中にいくつもの施設が入っています。
今回は、実際に恐竜の化石が見つかるかもしれない、化石発掘体験についてご紹介したいと思います。
1億2000万年前の地層!恐竜の化石が見つかるかもしれない化石発掘体験
ということで紹介するのは、恐竜の化石を発掘できるかもしれない、どきどき恐竜発掘ランド。
事前申し込み(予約)必須。
料金は現地払いで、4歳~中学生:530円/高校生:850円/大人:1050円。
受付をし、その後指定された採掘所へと向かいます。
採掘所と行っても、同じ敷地内。福井県立恐竜博物館からも徒歩数分の場所です。
上の写真の通り、こぶし大よりも小さいくらいの石がゴロゴロと転がっている場所で行います。
こんな石から本当に恐竜の化石が見つかるの?と思われるかもしれませんが、この石たちは、1億2000万年前の地層から運ばれた石たち。
実際に、ここから恐竜の化石が見つかっている地層になります。
ちなみにこの福井県勝山市の1億2000万年前は、海ではなく川や湖が広がっていて、恐竜や植物、淡水性の貝や魚、亀が生息していたそう。
なので、海の生き物だったアンモナイトやサメなどの化石は見つかりません。
植物の化石はそこらじゅうにゴロゴロしているそうで、見つけると1つ持ち帰り可能です。
ワニの歯、カメのこうら、魚のうろこ、恐竜の化石などが見つかると、貴重なため研究のため博物館に寄贈しなければいけません。
見つけ方などの説明もされますが、かなり難しく、わからなければ係の人に気軽に聞くようにしましょう。
詳しくはこちらの動画を見ていくと良いでしょう。
説明を聞いた後は、たがねとハンマー、ゴーグルを借りて、岩割り場へと行きます。
正直、かなり硬い石なので、小学生低学年以下では一人で割るのはほぼ無理です。
中学生以上ならがんばれば割れるかな、というくらいの硬さ。
小さい子供は、すでに割れている石を入念に見ていきましょう。
それで化石が見つかる可能性はかなり高いです。
例えば、こちらのこの黒い線は植物の化石です。
今回、2日に分けて合計3回発掘体験をしましたが、恐竜の化石は見つけることができませんでした。
そう簡単には見つからないようです。
植物の化石は見つけられましたが、正直「黒いスジ」が見つかっただけで、サンプルで置いてあったこんな感じの分かりやすい植物化石ではありませんでした。
まぁ、こんな化石はなかなか見つからないとは思いますが、1億2000万年前の石を割り、当時の何かが見つかるという体験は貴重だと思います。
わんぱくブロガー的まとめ
仮に恐竜の骨の化石が見つかると、博物館に自分の名前とともにずっと残ると思うと、まさに夢がありますよね。
植物の化石や貝の化石だとお持ち帰りもできますし、何より1億2000万年前の恐竜と同じ時代の石だと化石がないとしてもロマンがあるので、お持ち帰りするのもアリだと思います。
あ、小さいお子さんと行く際は、「石は大人じゃないと割れないくらい硬い」「落ちている石をじっくり観察して化石を見つけようね」と言って行くようにしましょう。
かつやま恐竜の森全体の記事はこちらにまとめていますのでご覧ください。