先日、10日間のチェコ取材ツアーに参加してきました、むねさだ(@mu_ne3)です。
今回は世界的にも有名なガラスメーカーの工房見学。
伝統的でもあり革新的でもある、素敵な工房だったのでご紹介したいと思います。
世界的に有名な高級ガラスメーカー「LASVIT(ラスヴィット)」
ということで行ってきましたのは、チェコのノヴィーボルにあるガラス工房「ラスヴィット・アイエット」。
LASVITのガラスの照明などは、家具やアートに詳しい人ならば一度はみたことがあるかと思います。
工房の中は熱気がすごいです。
訪れた時は秋で、コートを切るほどの寒さなのですが、この工房の中では半袖にならないと暑いほど。
広い工房の中では、職人たちが数組に分かれて巨大なガラスの作品を作っていました。
例えばこちら。
炉で熱しては数人がかりでガラスを伸ばし、また炉で熱してはガラスを伸ばす。という作業をしていました。
こういうガラス製品って、工場で大量生産されるものかと思っていたのですが、1つ1つが職人の手作りなんですね…!
そりゃ高いわけだ…!
こちらもガラスの塊をバーナーで熱しながら伸ばしていました。
上の写真のガラスの塊が、あれよあれよというまに、こんなにビヨーンと伸びるんですよ!
いや面白いな…。
職人の匠の技によって、美しいガラス作品が生まれる場所というわけですね。
工房でビール!?
ちなみに、よくみると職人さんたち。合間合間に、ビールらしきものを飲んでるんですよ…。
ガイドさん曰く、チェコのガラス工房では水分補給のためにノンアルコールビールが飲まれているのだとか。
汗だくの職人たちのために、どんどん冷たいノンアルコールビールが運び込まれていました。
さすがビールの国ですねぇ!
吹きガラス体験ができる!
この工房のすぐ横には、小さな工房を備えた施設があり、ここで吹きガラス体験をすることができます。
ちなみに、この日に使われていたガラスは伝統的なウランガラス。
極微量のウランを着色材として加えたガラスで、取り扱うには特別な許可が必要。
冷えると、美しい蛍光の黄緑の色になる貴重なガラスです。
普段の吹きガラス体験ではノーマルのガラスが使われることが多いそうですが、この日はタイミングよくウランガラスの量産中だった為にウランガラスで体験できることに!
早速、吹きガラスを体験!
プッと息を吹き込むとフワーッとガラスが広がって器の原型へと変化します。
偏りがないように、回しながら吹く作業を何度か繰り返します。
ある程度形が決まったところで、私の役割は終了。
あとは花瓶になるように仕上げてもらいます。
口の部分をバーナーで熱して、回しながら少しずつ広げていきます。
あっという間に職人さんが手際よく仕上げてくれました。
完成したガラスは、このような耐熱式の倉庫のような場所に入れて、ゆっくりゆっくりと温度を下げて完成させます。
そのため、当日持って帰ることができません。
翌日に受け取るか、後日郵送も可能だそうなので、今回は郵送にしてもらいました。
わんぱくブロガー的まとめ
チェコで、こんなにも美しいガラス製品が職人の手によって作り出されているということを今回初めて知りました。
お土産売り場にはリーズナブル(数百円程度)なお土産もあるので、買いやすいと思います。
私は、上の写真のウランガラスのキューブをいくつか購入して帰りました。
いつかはこのラスヴィットのガラスの照明を自宅につけてみたいですが、流石に手が出ないほどのお値段…!
そんな高級ガラス製品が生み出される工房のツアー。とても貴重な体験をさせてもらいましたっ!
今回のチェコツアーについて
今回のチェコ共和国に関する取材ツアーは、「チェコ政府観光局」からお声がけ頂き参加しています。
旅費・宿泊費・食費・アクティビティ費をチェコ政府観光局に負担いただいてますが、記事の内容はブロガーの主観に任されております。
当ブログのチェコに関する記事はこちらにまとめる予定です。