スーパーで食料品や日用品を買います、むねさだ(@mu_ne3)です。
身近なスーパーの存在に助けられている人も多いですよね。
今回は、北関東や埼玉・千葉を中心に店舗展開をしている「ベイシア」の新商品開発担当者にお話を伺ってきました。
「より良いものをより安く」はもちろん、お客さんに笑顔になって欲しい…という想いがしっかりと伝わって来ましたのでご紹介したいと思います。
ベイシアについて
まず最初に、ベイシアについて簡単に説明しておこうと思います。
広島育ち、神奈川県川崎市在住の私にとって、ベイシアは正直にいうと「聞いたことがあるけど見かけたことがないスーパー」という印象。
それもそのはず。
実は神奈川県には1店舗もお店がないものの、群馬・埼玉・千葉・栃木などを中心に1都13県に139店舗展開(※2018年4月)されているスーパーマーケット。
「より良いものをより安く」を企業理念にし、満足できる商品を満足できる価格で提供してくれているお店なんです。
また、ベイシアグループとしては、ホームセンターの「カインズ」、作業服の「ワークマン」、家電専門店やカー用品店など29社で1,792店舗も展開している巨大グループなんです。
今回は、そんな株式会社ベイシアさんによる、少人数のブロガー向けに開催された新商品発表会で、開発担当者さんなどによるアツい話を聞いてきました。
熱量のある人の話って聞いていて楽しいし引き込まれるんですよね。
今回は、発表会で紹介された商品を自宅でも体験できるようにお土産もいただきましたので、その写真や自宅での感想も含めながら紹介していこうと思います。
最上級プレミアムグレード「ルイボスティー」
まず最初は、4月に発売したばかりの「ルイボスティー」。
ルイボスティーは、ノンカフェイン・ノンカロリー・ポリフェノール配合と、いま女性に人気の健康茶。
調べたところによるとアンチエイジングや妊活、アトピーにも良いそうで、美容や健康に気を使う人に人気のお茶なんです。
ベイシアでは、市場で人気のあるルイボスティーを徹底調査してオリジナル商品を開発。
高い品質を保ちながら、圧倒的なコストパフォーマンスにより、人気他社製品よりも6〜7割の価格に抑えることに成功したんです。
プレミアムグレード茶葉のみを使用!
まず、使っている茶葉にこだわっています。
ルイボスティーには、先端で柔らかい「プレミアムグレード」、中間にある「ハイグレード」、下の方にある「スタンダードグレード」の3段階の品質があります。
他社製品はこの3段階が混ざっているものがほとんどの中、ベイシアは「プレミアムグレード」のみを使用しているんです。
香り高く味が濃いルイボスティーが、リーズナブルに買えるとあって、現在店舗でも人気急上昇中の本商品。
私も実際に飲んでみました。
健康茶というと「美味しくないけど我慢して飲むものなの?」という先入観がありましたが、これは紅茶の代わりに飲める、優しい高級感を感じる美味しいお茶なんですよ。
少し甘みを感じ、ほっこりとリラックスできる味です。
またティーバッグにも工夫があり、三角形の形状で美味しさをより素早く抽出できるようになっているんです。
ちなみに、価格は40バッグ入りで本体価格398円。
約10円で1リットルのルイボスティーを作ることができ、お湯だしも水出しもできるようになっています。
我が家でも、このポットに2回くらいお湯を入れて飲んでいますよ。
「ルイボスティーって気になるけど、お高いんでしょう?」と思っていた人や、他社製品を既に飲んでいる人は、是非ベイシアのルイボスティーを試してみてください。
通常の2.5倍!?全長30cmのジャンボやきとり
お次は、出てきた瞬間二度見してしまうほど大きい、炭火ジャンボやきとり「鳥皇帝(とりエンペラー)」。
鶏モモと豚バラの2種類が発売されており、2本入りで本体価格298円!めちゃ安い!
いやもう、圧倒的に存在感のあるやきとりですよね…。全長30センチってすごすぎます。
横に置いたiPhone6sと比べても大きさが伝わってきますよね。
左が鶏ももで1本約100g。右側が豚バラで1本約90g。
「惣菜コーナーで、思わず立ち止まるくらいの大きさを作りたかった」とニヤリとした顔で語る開発担当者さんの狙いは大当たり。
私も早速、大きな串を両手に、写真撮ってしまいましたからね…。SNS映え、インスタ映えしそうな商品ですよね!
これがあると、ホームパーティーや夕食でもテンションが上がること間違いなしの一品。
これを10本持ち込めば、ホームパーティーやお花見などが一気にグレードアップしそうです!
味にもこだわりを
もちろん、大きさと価格だけでなく、味にもこだわっているのがベイシア。
冷めても硬くなりにくい工夫をしており、銚子のお醤油屋さんで作ったオリジナルのタレを使用しています。
味付け自体も、美味しいと思う焼き鳥のタレを味覚センサーで分析。科学的に美味しい味を再現し、オリジナルのタレを作り上げているんです。
養鶏から加工まで一貫生産
また、コストパフォーマンスを上げるため海外での生産を行なっていますが、養鶏から加工まで一貫して生産できる、安心・安全にこだわった工場で加工しています。
「美味しいのは当たり前。量と価格、そして安全性が見えるものをお客様に届けたい」と言われていた担当者のこだわりが消費者としてはありがたかったですね。
早速食べてみた!子どもが大喜び!
早速我が家でも食べてみましたが、テーブルに出した瞬間の娘(4歳)の嬉しそうな表情!
奪うように手に持って速攻でかじりついていましたからね…。
「一人で1本食べる!」と手に持ち美味しそうに食べていました。
4歳児でもこの見た目のインパクトと味の美味しさが分かったようです。
ご飯に乗せれば、やきとり丼!
これ、そのまま食べても良いんですが、食事として食べるならば白ご飯の上にやきとりを乗せた「やきとり丼」がオススメ!
これで1本使い切っていないんですが、それでもボリュームのあるやきとり丼が完成します。白飯を自分で炊けば150円でできちゃうんですよ?最高ですよ。
うちの娘も、キッチンバサミで小さく切ったやきとりを乗せて、やきとり丼にしてあげると喜んで食べていました。
ホームパーティーやおつまみとしては串のまま。昼食や夕食用に食べる時は外してやきとり丼にするのも良さそうですね。
ベイシアが近所にあると、このやきとり+缶ビールなどで毎晩晩酌のお供としてヘビーユースしてしまいそう…。
激安なのに美味しい!チリワイン
お次は、4/23から発売されている、赤と白のチリ産のワイン。
ベイシアに買い物に来ている人は安さと品質のバランス、「値ごろ感」を求めている人が多いんです。
最高にコスパの良いワインを多種類揃えたいということで、なんと本体価格298円で味わいが選べるワインを揃えようと頑張っているんですって!
実は、第一弾としてすでに2017年にはモリノスという酸味の強いスペイン産のワインを発売しており、年間30万本を売り上げたんだそうです。
そして今回は、第二弾としてチリのワイルドスタリオンというワインを発売することになりました。
中間業者を極限まで減らすことでコストカット
ワインって同じスペックのワインでも、中間業者が絡めばどんどん価格が高くなるんですよね。
今回ベイシアは、ワイナリーと商談して一番コスパの高いものを選んで輸入しているんですよ。
もちろん、このワインを日本で購入できるのはベイシアだけ。
また、日常的に飲んで欲しい、という考えで栓はコルクではなく開閉可能なスクリューキャップを選択。
毎日少しずつ味わいたい人にとってはありがたいですよね。
早速飲んでみた!
こちらも、自宅で早速飲んでみました。
まずは白ワイン。スッキリとした酸味のある、それでいて果実味のあるフルーティな味のしっかりしたワイン。
飲みやすくて、アルコールを感じないくらいスイスイ飲めます。
担当者さん曰く、「ワイングラスよりもコップでも良いので気軽に飲んで欲しい、夏場はジョッキに氷を入れて飲んでも美味しい!」と言われていましたので、やってみましたよ。
こうなると少し薄まりますがキンキンに冷えて、より飲みやすくさっぱりと飲めます。
暑いランチ時やディナーの際に、グイグイ飲みたくなるワインですね。
赤はベリー系の香りがしつつ、しっかりとした渋みのあるワイン。
これだけどっしりとしたワインが本体価格298円ってすごい。
あぁ、肉汁したたるステーキなんかと相性が良いでしょうねぇ!
298円のワインと聞くと「美味しくないんじゃないか?」と思うかもしれませんが、そこは是非とも試してみて欲しいです。
値段を聞かずに飲むと、298円だと思えないほどしっかりしたワインだと感じましたし、気軽に美味しく飲めるコスパの高いワインとしてベイシアの担当者さんが胸を張って販売しているワインですので!
有名和菓子メーカーと実現させた本格和菓子!
お次は、和菓子。
街の和菓子屋さんが消えていく今、「本格的な和菓子をスーパーで買えるようにしたい」というコンセプトで開発されている商品になります。
まずは、「どらやき」と「塩豆大福」。どちらもあずきにこだわっている商品。
これ、裏面を見るとわかるのですが、販売はベイシアで、製造は「株式会社和菓子の万寿や」と書かれています。
ここ、伊勢の有名な和菓子メーカーなんです。
ベイシアが自分たちの求める品質の和菓子が作れる会社を探し求める中、関東地区でも商品を提供したいというこの会社と想いが一致して今回の商品が実現したんです。
甘さ控えめの食べやすい本格和菓子!
こちらも早速食べてみることに。
まずはどら焼きから。
ふわっとした生地が口の中でとろけるように柔らかくて驚きます。
餡もこの商品のために作っているので、最適な甘さで美味しい…!
粒感の残る餡は、甘さ控えめ(糖度45度)に調整されています。
通常、和菓子屋さんで常温で売られている和菓子は糖度65〜70くらいだそうで、それゆえに常温でも日持ちするそうですが、糖度を控えたことで要冷蔵の商品になっています。
甘さを控えると風味も良くなるんですね!
大福は、もち粉に羽二重粉を使った柔らかいお餅。
食べていて、ビニョーンと伸びるほどの大福で食べ応えがあります。
このお餅の柔らかさの大福はなかなか無いんじゃないでしょうか。
どちらの商品も、甘さ控えめなのでカロリーも少なめなのはありがたいです。
けど、美味しさはしっかりとしているので、満足感はしっかりとある和菓子になっています。
和菓子=甘すぎるから敬遠してた、という人にこそ食べて欲しいベイシアの和菓子。
「将来的には、水羊羹、わらび餅、草餅、カステラなどのバリエーションを増やして「ベイシアの和菓子シリーズ」として揃えていきたい。ベイシアの一角に、専用の和菓子コーナーを作りたいんです!」と嬉しそうに語られていた担当者の方が印象的でした。
これは楽しみですねぇ!
素材はマンゴーのみ!アップルマンゴーバー
最後に出てきたのは、「タイロイヤル アップルマンゴーバー」。
その名の通り、タイの「アップルマンゴー」をそのまま冷凍した商品。
コンビニで「まるで〜」という似たような商品が大人気になりましたが、あれは分類としては「冷菓」なんですよ。
これは、原材料にマンゴーしか使っていないので、「冷凍マンゴー」なんですよね。
これでお値段は、1つあたり本体価格118円。めっちゃ安い…!
ベイシアは、青果でマンゴーを販売している関係上、大量にマンゴーを仕入れており、その一部を現地でそのまま加工して冷凍しているからこの値段が実現できているんですよ。
ちなみに、マンゴーは3〜6月でしか採れないので、その年の分が売り切れたらこの商品は販売終了になるのだとか。
人気が出ても追加が持ってこれないので、気に入った人・気になる人は売り切れる前に買い込んだ方が良さそうですね。
とろける美味しさ!まさに丸ごとマンゴー!
早速食べてみましたが、なにこの甘さっ!
食べた時に「え?これ砂糖とかシロップ使ってない?」とパッケージを見直してしまいましたからね。正真正銘、マンゴーしか使っていないので、これはマンゴーそのものの甘み!
ちなみに、カロリーも1本50キロカロリーなので、アイスを食べるよりもヘルシーなんですよ。
甘い物好き、アイス好きだけどダイエット中。という人にこそオススメしたい商品です!
神奈川県にはベイシアは展開しないの?
今回紹介された商品をずらりと並べて撮影!
新商品でこれだけのものが揃い、さらにはどんどんと追加され続けるオリジナル商品。
もちろん、その他の商品も「より良いものをより安く」で仕入れ・販売されているわけで、こんなスーパーが身近に欲しい…。と感じてしまうわけですよ。
そこで、担当者の方に直接聞いてみましたよ。
「神奈川県への出店計画はないのですか?」と。
「この問いに関しては、ベイシアの出店戦略の部分に大きく関わるのですが…。」と答えていただきました。
日常生活用品は全てベイシアで
もともと、衣食住全てを取り扱い、それを集中レジで一括会計ができる「スーパーセンター」と呼ばれる大型店舗の展開を得意としているベイシア。
また、冒頭で説明をしたホームセンター「カインズ」や家電専門店・カー用品店などグループ会社の店舗とショッピングモールを形成できるのもベイシアの特徴の1つ。
それには、どうしても広大な敷地面積が必要となるため、郊外の店舗が多くなりますし、そういう広い場所が用意しづらい東京・神奈川には進出する場所が限られるんだそうです。
店舗を集中させるドミナント戦略でコスト削減
また、ベイシアは「ドミナント戦略」と呼ばれる、限られた地域に集中して店舗展開をする戦略をとっており、これにより物流コストや広告宣伝費を抑え、結果商品をより安く提供できるコスト削減に繋げているんです。
そのため、おそらく神奈川県に出店する際も、一気に同一地域に複数店舗が進出してくる可能性も高いわけで、そういう立地を慎重に検討しているんだそうです。
「神奈川や西東京への出店も検討を進めています」と言われていたので、神奈川県民としては楽しみに待つことにします!
個人的には生活圏の川崎地区に是非ともお願いします…とお伝えしておきました。
わんぱくブロガー的まとめ
今回、新商品の発表会ということで初めて訪れた「ベイシア東京情報センター」。
そこには、それぞれがこだわりを持ち、お客さまの満足度向上の為に何ができるのか、を考え続けているアツい開発担当者さんが待っていました。
「より良いものをより安く」。
当然、消費者としてこれほど嬉しいことはありませんが、お店側としてこれを実現する為には想像もつかないほど多くの努力と工夫と、お客のニーズに応えようとするアツい想いがあるんだということに気づかされました。
今回の取材を通して、ベイシアという会社が好きになってしまいました。
今後、ベイシアのある地域に行った際は、足を運んでみようと思います。
大きなやきとりや、和菓子コーナーの拡大、ワインの種類が増えているか、などを見るのが楽しみですからねっ。