新しいサービスが始まると積極的に試してます、むねさだ(@mu_ne3)です。
みなさん、最近話題になっている「読むことに特化したSNS」ってご存知ですか?
私は昨年末くらいから利用していますが、これが案外ハマるんですよ。
今回は、そのサービスを生み出したプロデューサー「小倉大介」さんから直接お話を聞く機会をもらえたので、色々とぶっちゃけトークしてもらいました!
他のSNSとの違いや特徴、LISTにかける想い、LISTの可能性など詳しく紹介していきますよっ!
※本記事はLISTの開発元「株式会社Yeah」から依頼を受けて取材・執筆を行った記事広告ですが、内容的にはほぼノー監修で私が書きたいように書かせてもらっています。
小倉大介さんってどんな人?
まず初めに、このLISTというSNSを開発した「小倉大介」さんについて軽く説明しておこうと思います。
打合せ場所に爽やかに表れたこちらの青年が小倉さん。
第一印象は、「えっ!?Twitterアイコン↓と違って若いし爽やかっ!」でした(笑)。
そんな爽やかな小倉さんの経歴としてはこんな感じ。
(分かりやすく言うと、2011年に「カミアプ」を立ち上げた人)
・企画したアプリは、「カミアプ」を筆頭に累計350万ダウンロードの実績を持つ
・2015年に退社をして、Yeahを創業
・2017年、読むことに特化したSNS「LIST」をリリース
「かみあぷ」はセール中のアプリを知るのに便利で、私も良く使っているアプリ。
そんなカミアプを立ち上げから軌道に乗せたのちに退社して、次に作ったのが今回ご紹介しているLIST(リスト)というSNS。
ブログも書かれているので読んだこともある人もいるかと思います。
そんな小倉さんが手がけた新しいSNS「LIST(リスト)」について詳しくお話を伺うことにしました。
LISTってどんなアプリ?
インタビュー内容に入る前に、このLIST(リスト)というアプリについて紹介しておきましょう。
LISTは、読むことに特化したSNSアプリ。
App Storeの説明には以下のように記載があります。
LISTは”あの人が読んでる”記事を読むためのアプリです。
今、流行ってる記事が分かるかも。
・メールアドレス登録は一切必要なし。
・気軽にパッとはじめられるよ。
■LISTが選ばれる理由■
・リア充度は一切不要!記事を楽しむだけでOK。
・記事を誰かに読んでもらうためにもすごく使えるよ。
・友達と使うととってもたのしい!
わかりやすくいうと、Instagramが写真のSNSならば、LISTは文字のSNS。
「人が記事をシェアし、その記事を見る」という導線を大事にしており、そこに「なるほど(いいね的なヤツ)」「シェア」「コメント」ができるというゆるくつながるSNS。
アプリのサブタイトルには、“あの人が読んでる”記事を読むためのアプリとあります。
知り合いをフォローしても良いですし、憧れの人や情報感度の高い人をフォローして、その人がシェアする記事を読むためのSNSアプリなんです。
投稿はシェアが前提!
このLIST。投稿は記事のシェアが大前提!
そのため、ブラウザや他のSNSでURLをコピーしていないとLISTでは投稿が出来ないというストイックさ(笑)!
もちろん、LIST内で「シェアしたい!」と思ったものはそのままシェアできるようになっています。
なにより、使っていると「シェアした記事が誰にどれだけ読まれたかが分かる」ので投稿するのが楽しいんですよ!
今のところ、iPhoneアプリしかありませんが、今後Android版アプリ、PC(ブラウザ)板などのリリースも予定しているとのこと。
聞いただけでは、ふーん…。と思う人も、今回の小倉さんのインタビュー記事を読むとインストールして使ってみたくなると思いますよ!
今、LISTを作った理由
まず最初は、「どうして今LISTという新しいSNSを作ったのか」という直球の質問をしてみました。
小倉さんは、書くのも読むのも好きないわゆる「ネット廃人インターネット大好き人間」。
そんな小倉さんは日々SNSを使っていて気づいたんです。
世の中に、「読むことに特化したSNS」が無いことに…!
既存SNSはタイムライン上に留まらせたいUIに
TwitterやFacebookを使うユーザーは、タイムラインと呼ばれる連なる情報の場、一枚の板のようなものを見に来ています。
近況報告や写真など、多くの友人たちの近況を確認するのにはとてもよいSNSです。
が、情報としてシェアされた記事とそれらが混ざることで、純粋に「リンクされた記事」を見つけづらいという問題があります。
また、私自身もSNSを見ていて、タイムラインをパーッとスクロールはするものの、まずはタイムラインをザッとと眺めたい、という思いが働くため、途中に見かけた「内容が気になりつつも、後で読もうと思ったまま読まなかった記事」がたくさんあります…。
これ、とても勿体ないですよね…。
この問題を解決する為に、「読むことに特化した新しいSNSを作りたい!」と考えたんです。
タイムラインと記事を行き来することを最初から考慮されたSNS「LIST」
LISTは、読むことに特化したSNS。
ユーザーは(タイムラインを眺めに来たわけではなく)初めから情報を求めて記事を読みに来ているから、リンク先をクリックするハードルが少ないんです。
アプリの設計も、タイムラインと記事を行き来してもしっかりと戻ってこれるUIの為、メインのタイムラインと記事用のサブウインドウを行ったり来たりしている感覚でスッと記事が読めます。
読み手としては、知っている人・情報感度の高い人・感覚が近い人をフォローしておくことで、写真やつぶやきなどが混ざらない、その人たちがシェアした記事だけが並ぶニュースフィードのようなSNSになっています。
そして、情報発信者にとっては、純粋に情報を求めている人たちが集まる場に記事をシェアできますし、「MIXIの足あと」的な目に見えるフィードバックの「閲覧した数」「シェアされた数」がリアルに見えてくるのでモチベーション高く投稿することができます。
使ってみると分かるのですが、ジャンルに捕らわれず今話題になっている記事がこのLISTでシェアされており、そんな情報を求める人がたくさん集まってきている印象です。
ニュースアプリでも無い、SNSだけでも無い。まさに読むことに特化したゆるいつながりを感じるSNS。
このまさに王道の「読むだけのSNS」が今までなかったんですよね。
SNSとしてのバランスをメチャクチャ考えた
「僕ほどコミュニティやネットワークを研究してるSNS開発者はそうそういないと思いますよ」と、自信たっぷりにいう小倉さん。
まさに各SNSの良い所を「読むこと」を軸として最適なバランスで組み合わせた感じのこのLIST。
確かにすごくよく考えられて設計されているんですよ。
「なるほど」にした理由
例えば、TwitterやFacebookは「いいね」でフィードバックを行いますが、「いいね」って付けづらい時がありませんか?
例えば痛ましい事件の裏側を分析していたり、役に立ったり知識として得るものがあるけど、「いいね」とは言いづらい記事。
そういうものにも、一言でフィードバックできる言葉を探して見つけたのが、「なるほど」なんですって。
記事をシェア+コメントを付けて投稿するSNSだからこそ、「なるほど」が最適なんですよね!
なるほど…!
いやもう、確かに、「いいね」な時も「ほほー!」って思った時も「えーっ!そうだったの!?」って時も「なるほど」で反応できますもんね。この言葉スゴイ!
良いことをいう人は自然にフォロワーが増える工夫
また、同じ記事をシェアした際にはその記事の下に並列にコメントが並ぶようになっています。
例えばこんな感じ。
これ、フォロワー数の違いが大きな力の差にならないように、同じ記事を投稿すると、フォロワー数が多い人も少ない人も、あえて並列に並ぶようにしてあるんです。
また、記事を最初にLISTにシェアした人には、「①」のバッジが付きます。
で、面白い、と思ったのがこのコメントの表示順についても工夫がしてあること。
ザックリいうと、
・2番目表示:その記事を最初にLISTにシェアした人(①バッジ付き)
・3番目以降:なるほどの数が多く、同じ数の場合は早いタイミングで投稿した人から表示
で並ぶようになっています。
つまりは、「より良い記事をいち早くシェアした人」「面白い記事に対して「なるほど」が付くような良いコメントを付けてシェアした人」はフォロワー数が多くなるように設計してあるんです。
誰が記事を読んだかが分かる「あしあと」機能
また、シェアした記事を誰が実際に読んでくれたのかが分かる、「閲覧した人」が見えるんです。
この、いわゆるMIXI時代の「あしあと」のようなものが見えるので、読んでくれた人に興味を持ち、その人が気になればフォローをする。
こうして、より自分と近い考え方の人をフォローしあうことで、「自分の興味がある事」「自分が知りたいと思われる情報」が集まるSNSになっているんですよ!
記事をハブにしてユーザーがつながる。
これこそが、「読むことに特化したSNSの面白さ」だと小倉さんは考えたんです。
投稿者のモチベーションを高める仕組み
また、投稿者のモチベーションを高める仕組みもすごく工夫されています。
先ほど記載した、「1番最初にLISTに記事をシェアしたバッジ」「なるほどの数」はもちろん、「累積の読まれた記事の回数とその順位」が見えたり。
もちろん、シェアごとに「閲覧数」や「シェアされた数」も見えるので、投稿者としてもモチベーション高く積極的に記事をシェアしたくなるんですよね。
ちなみに、私は先日フォロワー数1200人を超えたところです。今の時点ではTwitterやFacebookには届きませんが、このフォロワーの人たちは「積極的に読みに来てる人」であり「届けたい人」「届きやすい人」でもあるんですよね。これがLISTの魅力。
機能改善や追加のスピードがめちゃくちゃ速い!
私がLISTを使い始めてからの約半年間でも15回以上アップデートが行われており、すごいスピードで開発を行っていることがわかります。
例えばこちら。
左側が初期の頃の投稿画面。右側が現在(2018.5)の投稿画面。
初期の頃は、1タップ余分に操作しなければならなかったため、その操作を削減。気持ちアイコンなどを配置したりしていたのですが、この辺りもユーザーの反応などを見ながら削減したり、新たに「要約」という機能を入れたりしているんです。
また、タイムラインもどんどん進化しています。
左側が初期画面で右側が現在の画面。
初期では、誰がシェアしたのかが見づらかったため、その次には思い切って人を全面に出し「誰が何を言ってシェアしたか」が見えるUIに変わっています。
そして、現在のタイムラインには、全ユーザー共通の話題を楽しむためのピックアップ枠が表示されています。
このように、細かい改善から大きな機能追加まで、ほぼ毎週のようにアップデートが行われているんです。
何人くらいで開発してるの?
こんなスピーディーなLISTの開発。実際どのくらいの人数で行っているのかを聞いて見ました。
「だいたい5人くらい。ただしオフィスというのはなくて、全員がリモートワークで仕事をしてるんです」と。
なるほど!オフィスを設けずリモートワーク…、すごくうらやましい…!
LISTは今後も機能を増やしていくけど、煩雑に見せないよう気をつけながら進化を続けていく予定だそうです。
「そのうち、見た目的には進化が止まって見える時期が来るはず。その時は、裏でゴリゴリと地味な改善をしているはずで、その状態が来ていればLISTが1つの成功にたどり着いた時期だと思ってください。」と言われていました。
これは楽しみですね!
LISTの名前にした理由
「LIST(リスト)」という名前に込めた意味、決めた理由を聞いてみました。
これに対して小倉さんは少し照れながら「LINEとかPOCKETとかそのままズバリな名称のSNSが成功していたので、LISTもズバリの名前をチョイスした」と答えてくれました。
読むことに特化しているSNSとして、「リーディングリスト」「ファボリスト」「あとで読むのリスト」などの一覧を意味する「リスト」を選んだんだそうです。
メジャーな言葉過ぎて、現在はまだタスクアプリなどで類似の名前のアプリが上がって来てしまいますが、LINEだってサービス開始時は同じ状況でしたからね…。
将来的には、LIST=読むためのSNSだよね、と言われるように、今後も機能追加や改善をガンガンしていきたい、と宣言されていました。
目指すべき場所は?
LISTは最終的にどのようなところをゴールにしているのかも聞いてみました。
「LISTは、一番記事を読みやすいSNSであるべきですが、最終的にはSNSというよりは誰かの感じたことを読みにくる場所にしたいんです」と。
例えば、2chまとめが読まれているのは、他の人がどう感じているのかが気になるから。
同じように、「ある事柄に関してLISTのユーザーはどう感じているのか」を見に来る場所になるはず。
ユーザー数が増えた暁には、おもだった記事は全てLISTに投稿されているはずなので、検索すればすぐにそのことについての記事と共にコメントがずらりと並ぶんです。
気になることがあればLISTで検索し、記事とコメントを見て情報を得る。そんな使い方が当たり前になるようなSNSをめざしているんです。
5年前だと流行らなかった可能性が高い
「どうして今?と何度も聞かれますが、逆に5年前だと流行らなかった可能性が高かったんですよね…」と。
5年前だとまだSNSというもの自体が定着しきっておらず、SNSというものを認識させつつのLISTだとかなりキツイんですよ。
ただ、今はSNSが分散し始めてる時期に来ています。
Facebookだけじゃなく、写真がInstagram、コミュニケーションはLINE、ネタやつぶやきはTwitter。
そして、文章がLIST。
細分化したからこそ、場所が生まれたわけです。
「読むだけのSNSと聞くと、単純だと思われるけど、読むだけのSNSって楽しいぞというのが感じられるように設計されていますし、これからも変態的に読むことに特化していく予定なので、まずは是非使ってみて欲しい。」と力強く締めくくられました。
わんぱくブロガー的まとめ
小倉さん。会う前は、気難しい人なのかな?と思っていたのですが、会ってみるととても丁寧で好印象の好青年。
そして、一度話し始めると、LISTにかける想いや、良いもの作り上げたい!という情熱がめちゃくちゃアツい方でした。
まずは是非使ってみてほしい
情報発信する人も、情報を読みたいだけの人も、「読むことに特化したSNS」のLISTを是非使ってみてください。
他のSNSには無い良さがしっくりくると、気づくと毎日チェックしていると思いますよ。