美味しいものが大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
みなさん、肉と言えば何肉を思い浮かべますか?
牛肉・豚肉・鶏肉、はたまた馬肉を思い浮かべた人もいるかと思います。
今回はそれらのどれでもない、珍しい動物のお肉を頂けるお店に行ってきましたのでご紹介したいと思います。
日本初!ムジナ肉が食べられる「むじなや」
ということで行ってきましたのは、日本初のムジナ肉が食べられる、その名も「むじなや」です。
7/17にオープンしたこのお店、実はクラウドファンディングで会員を募集して1年間は会員しか行くことのできないレアなお店なんです。
渋谷にあるという事以外は、正確な住所も電話番号も非公開のこのお店に行けたのは、会員の友人に声をかけてもらったから。
持つべきものはグルメな友達!ありがとう!
ムジナ=穴熊
で、そもそもむじな肉って何よ!?という話ですが、「ムジナ=穴熊」のこと。
九州の害獣として捕獲される穴熊ですが、その処分には費用が掛かってしまいます。
これを安定的に食用として需要を作れば、害獣を駆除する費用を賄いながらこの美味しいお肉を世間に知ってもらえる。ということでクラウドファンディングで会員を募集したとの事。
店内はカウンターとお座敷で、座敷にも4名テーブルが3〜4卓しかないこじんまりとしたお店です。
今回はその会員のみが食べられるというコース料理。
飲放題込みで6000円なんですが、珍しいむじな肉料理+「春鹿」や「日高見」などの日本酒まで飲み放題でこのお値段はリーズナブルだと思います。
料理紹介!
さてさて、それでは早速料理を紹介していきたいと思います。
まずは、「渋谷ビール」というマカ入りのビールで乾杯!
だそうで、確かにしっかりとした泡立ちとフルーティーな香り。そしてほのかに感じられるマカかな?と思われる独特な味。
ビール特有の苦みは少なく最後に柑橘系の皮のような甘酸っぱさと苦味が口に残ります。
うん!美味いっ!
鹿ロースのたたき
食べ物でまず出てきたのは、鹿肉のたたき。
玉ねぎの上に乗せられた鹿肉のタタキ。その上には大量のカイワレと大葉が乗せられています。
ポン酢と醤油、どちらでも好きな方で、玉ねぎ・鹿肉・カイワレ・大葉をセットにして食べて行きます。
鹿肉ってそんなに食べたことなかったのですが、口に入れた瞬間甘みが感じられ、臭みもほとんどなく美味いんです。
いやこれ、これだけ大量に食べたいっ!て思うほど。
猪の味噌煮込み+白ごはん
次に出てきたのは、猪の味噌煮込み+白ごはん。
酒を飲む時は白ごはん食べない人もいるからか、「白ごはん要りますか?」と聞いてくれるのもちょっとした気遣いで嬉しいポイント。
かなりしっかりと味のしみている大根やネギ、厚揚げなどと共に、いました猪肉!
何時間煮込めばこんなにしっかりと味がしみ込むんだろう?という位柔らかく煮込まれたお野菜達。美味しいんですが、肝心の猪肉が数切れヒョロヒョロっと入っていただけなのは、美味しいだけにちょっと残念…。
もっと食べたいっ!
大根や厚揚げを白ごはんに乗せて頂いちゃいました!
この頃から私は日本酒にチェンジ!
日高見いただいちゃいます!
メイン料理のすき焼き登場!
と、ついにここでメイン料理のむじな肉のすき焼きの登場です!
まずは鉄鍋が運ばれてきてアツアツに熱せられていきます。
そこにやってきたのが、これです!むじな肉!
まずは、白ネギだけを丁寧に1つずつ鉄鍋の中に入れて行きます。
これらの調理を、若女将自ら行ってくれました。
チョットした高級料亭気分です。
丁寧に焼き上げられていく白ネギ。
豪快に入れられるむじな肉!
と、これまでの丁寧さと違って豪快にどーんと一掴みで鍋の中に投入されたむじな肉!
このギャップが豪快で場が盛り上がります!
ガツンっと乗せられたむじな肉。
赤酒で臭みを取る
そこへさらに豪快に「赤酒」という料亭でも使われている料理酒を大量に注いでいきます。
これでむじな肉の臭みを取るんだそうです。
ヤバい!この状態でめっちゃいい匂いと美味そうな見た目!
そしてお肉に半分火が通ったら一旦鍋からあげて赤酒を捨てます。
ここからが本番!すき焼き作り!
そうして再度お鍋にお肉を戻して、味付けと野菜の盛り付けをして行きます。
うーん、手間がかかってます!
まずは、砂糖と醤油で味付け。
そしてその上にこちらのてんこ盛り野菜を載せて行きます。
この乗せて行く作業も全て女将に任せておけば、一番きれいに・美味しくなるよう盛り付けてくれます。
という事で完成した「むじな肉のすきやき」がこちら!
お肉が見えないほどの大量の野菜っ!勿論その下には大量のむじな肉!
最初の取り分けも女将自ら!
出来たタイミングで女将自ら小皿に取り分けてくれます。
ほんとここまで来ると料亭気分そのまんまですよ。
1人1人の器に、お肉と丁子麩(ちょうじふ)をよそってくれます。
そして最初の一口は卵を入れずに頂きます。
ぐぉぉぉー!旨いっ!これがムジナ肉か…。
肉のうまみはギュッと詰まったまま、ほんのり獣っぽい味(臭みではなく味として)も残りつつで…美味いっ!
シカやイノシシよりも10倍美味いと言われていますが、10倍かどうかは分かりませんが確かに美味い!
卵を入れると味が変わる!
次に卵を入れて同じようにむじな肉を頂きます!
そのままでも美味かったけど、やはりすき焼き。卵との相性抜群です!
野菜やキノコも卵と合わせるとほんのり甘みを引き出してパクパク食べれちゃいます。
気づくと完食!
うーん、もっと食べたかった…。
〆はカラスミ蕎麦
最後の〆に、カラスミ蕎麦が出てきました。
お蕎麦のだし汁には、先ほどまで食べていたむじな肉のすき焼きの残り汁を使います。
そして、仕上げにカラスミをお蕎麦の上に擦って行きます。
これらも当然、女将が1つ1つ目の前で仕上げてくれます。
お蕎麦の上に黄色いカラスミ。見た目もとても綺麗です。
お出汁からはしみ出したムジナ肉のうま味が、そしてカラスミの塩辛さが相性抜群。
ペロリと平らげてしまいました。
いやー!食べた食べた!
お腹一杯になっちゃいました。
わんぱくブロガー的まとめ
日本で唯一むじな肉の食べれるお店が、渋谷にある!という事で興味が出てきた人も多いんじゃないでしょうか?
とは言え、現在このお店に行けるのはクラウドファンディングで会員証を手にしている人+その友人だけ。
興味がある人は、自分の知り合いに個の会員証を持っている人がいるかどうか探してみてはどうでしょう?
幻のジビエ「穴熊=ムジナ肉」すき焼き専門店を世界初「渋谷」にOPENします! | クラウドファンディング – Makuake(マクアケ)
全体的な感想としては、食べる事さえ貴重なムジナ肉を渋谷で食べれるというレアな体験が出来て満足してきました。
とは言え、贅沢をいえば全体的にお肉の量が物足りなかったというのも正直な感想。
途中ご飯と共に出てきたこちらの御新香も美味しかったんですが、肉成分が物足りない…。
もう1品、むじな肉料理か、最後にアイスなどのデザートがあれば満足度はグッと良くなると思うんですが…。
とは言え、お肉好きなら一度は食べておきたいレアなお肉むじな肉。
行く機会があれば是非行ってみると良いと思います!