食べることが大好きなむねさだ(@mu_ne3)です。
最近、ブログやFacebookでちょくちょく目にすることが増えてきた、かき氷専門店。
ちょっと気になりつつも行く機会が無かったのですが、先日6月14日にオープンしたばかりのかき氷専門店で試食会が開かれるという事で行ってきました。
天然氷を使ったかき氷を初めて食べたのですが、この柔らかさと美味しさにビックリしましたのでご紹介したいと思います。
巣鴨駅徒歩3分の「かき氷工房 雪菓(せっか)」
という事で今回お邪魔したのは、巣鴨駅徒歩3分の場所にある「かき氷工房 雪菓(せっか)」さん。
メイン通りから1本小道を入った所にこのお店はあります。
店の前にはこんな感じの木の看板と、お品書きの立て看板が置かれていました。
テイクアウトも行っているのでサッと買って、巣鴨の街を歩きながら食べる事も可能です。
店内は爽やかなシンプルな内装で、暑い夏にかき氷を食べるには丁度良さそうな感じ。
テーブル席と、カウンター席があり、1人でも友達同士で来ても大丈夫そう。
カウンター越しには、店員さんが実際にかき氷を作る所を目の前で見る事が出来ます。
日光の天然氷を使用
そして、パッと目に入るのがこちらの暖簾。
創業明治27年の老舗、日光の松月の天然氷を使用しています。
冬の間に天然の寒さで作るこの氷はとても貴重で、卸して貰える店はかなり限られているのだそうです。
そんな貴重な天然氷がこちら。
人工的な氷と違って、少しいびつな形をしています。
氷はこの天然氷と、ほんのりミルク味のするミルク氷の2種類から選択出来ます。
まぁ、初めてこのお店に行くならば、間違いなく天然氷がオススメです。
メニューはこちらのようになっています。
現在、かき氷11種類とサイドメニューが1種類の品揃え。
ソース類は極力自家製にこだわりたい、という店主の考え方から季節や材料の調達具合でメニューもちょくちょく変わるのだとか。
そして、メニューの中に見えるのがこちら。
練乳:無料!
他のお店だとトッピング料金を取るお店もあるでしょうが、無料でかけ放題とは…。これは嬉しいサービスです。
かき氷を順番に試食!
ちなみに、今回は試食会なので現在販売中の11種類全てを頂く事に!
かき氷はこんな感じの手回しのかき氷機で1つ1つ丁寧に作られて行きます。
それでは順番に紹介して行きたいと思います。
いちごミルク
まずは、ダントツ一番人気だという、いちごミルクから。
見た目も綺麗な赤いいちごと、白くかけられたミルクのコントラストが綺麗!
いちごは紅ほっぺを使用しています。
そして、わかりますかね?天然氷の特徴なのか手回し機の特徴なのか、氷が小さな線のような感じで作られているんです。
これが何とも柔らかく贅沢な食感なんです。
そしてこのイチゴのソースが濃厚!自家製なので、ゴロッとした果肉がシッカリと入っています。
しゃくしゃくの氷の食感と、イチゴから作っている自家製のソースが最高に美味しい!
縁日などで食べるいちごミルクは、ただのシロップをかけてあるだけですけど、ぜんっぜん違いますね、これは。
食べている途中に果肉が口の中に入ってくるので、途中で飽きる事無く食べられます。
納豆きなこ
ハイ!来ました…。この店一番の変わり種メニュー…。納豆きなこです。
パッと見はきなこをかけたかき氷のように見えますが…。
黒蜜をかけて頂きます!
どうやら、納豆がゴロッと豆のまま入っているわけではなく、きなこと納豆パウダーを混ぜてふりかけてあるんだそうです。
そして、納豆ときなこの組み合わせが意外とイケます!
最初のうちは普通に食べて行けるんですが、後半解けてくると粉状だった納豆パウダーが本領を発揮してきます。
そして、ついにこんな感じの粘り気を出してきます。
これは面白い!
普通に、きなこと納豆の味がしてパクパク食べられるけどかき氷って言う不思議さ。
納豆嫌いな人には勧められませんが、納豆好きの人は一度食べてみると良いと思います。
安納芋
こちらも珍しいかき氷。安納芋。
ドロッとかかった部分がペースト状の芋なんです。
甘みが凝縮されているかと思ったのですが案外サッパリとしています。
そこで、これです。無料の練乳の出番。
なんと注射器で出て来てちょっとビックリ。
ただ、これが結構かけやすくて実用的なんです。
安納芋には、練乳をかけて甘さを調整するのが良いと思います。
カスタード
こちらは作るのにダントツ手間がかかるんで、出せても1日5〜10食が限界です…。と言われていたカスタード。
黒いツブツブはバニラです。
優しい、柔らかい味。
バニラとカスタードの味が少し甘くてバランスが良いです。
練乳無しでも十分楽しめます。
ブルーベリーチーズ
色的に不思議な見た目で出て来たのがこちらのブルーベリーチーズ。
酸味のある爽やかな味です。
ブルーベリー香り+チーズの酸味という感じで、どちらかというとチーズ主体に感じます。
ちょっと甘さ的には抑えめだと感じました。
練乳をかけると甘みが増すので、自分で好きなように調整出来ます。
あ、小さな取り皿も言えば出してもらえるので、複数人でシェアしながら食べる事も可能です。
抹茶
お次は抹茶。もう、見た目が本当に抹茶!という感じで出てきました。
甘くなく、少し渋みさえある味付け。
これこそ、練乳をかけて食べたくなります。
シンプルだけど年配の人とか好きそう。
この抹茶は現在試行錯誤中らしく、小豆を乗せるなど、今後検討していきたいとの事でした。
栗
これは結構栗の甘さがあるので、練乳は大量にかけなくても良さそう。
一番どっしりと来るかき氷でした。
栗好きにはたまらないメニューだと思います。
ブルーベリーヨーグルト
爽やかな見た目のこちらは、ブルーベリーヨーグルト。
一口食べるとヨーグルトの酸味で口の中がさっぱりします。
ブルーベリー風味のヨーグルトをかけている感じです。
甘さが欲しい人は練乳をかけて調整すると良いと思います。
梨
出て来た時に何か分からなかったのがこちらの梨。
一口食べると、「梨ってこんな味だったっけ!?」と思ってしまうほどなんとも不思議な味。
少し酸味がありつつ、その中にもシャリシャリとした梨特有の食感を残した感じ。
店員さんに確認したのですが、材料は梨しか使っておらず、梨本来の味だという事ですが、煮詰めたからちょっと味が変わってしまっているんでしょうか。
美味しく無いわけではないのですが、不思議さの残る味でした。
柚子茶
見た目がダントツで綺麗だと感じたのがこちらの柚子茶。
名称的に「茶」と付いていますが、柚子のシロップ漬けです。
白と黄色の柚子のコントラストがとても綺麗です。
シロップ漬けした柚子をたっぷりかけた甘いかき氷。
甘酸っぱく、濃厚なのでこのままで十分食べられると思います。
マンゴー
酸味がありつつ、しっかりと上品なマンゴーの旨味が凝縮しているマンゴーソースのかかったかき氷。
このマンゴー味だけ天然氷ではなくミルク氷にしてもらいました。
(※どちらも選ぶ事が出来ます)
ミルク氷はシャクシャクな食感で、甘さを含んだ氷でした。
マンゴー好きにはたまらない濃厚なかき氷だと思います!
まるごといちご削り(500円)
さがほのかという品種のイチゴを凍らせて作ったサイドメニュー。
シャクッとした食感とイチゴの酸味と甘さ。
冷たいものを食べたいけどかき氷はお腹に溜まりそうでちょっと…。という時にちょうど良い一品だと思います。
わんぱくブロガー的まとめ
いや〜!食べた食べた!
色々なかき氷を提供しているこの雪菓さん。
メニューは固定ではなく、数週間ごとに新メニューを加えられるように、また現状のメニューも進化させるべく日々研究を重ねているそうです。
店長の本田さんは、元から365日アイスを食べるくらいアイスやかき氷が好きだったそうで、ある日天然氷のかき氷を食べて衝撃を受け、「これを広めたい!」という思いで自分でお店を出されたそうです。
「他のお店には無いような変わり種なかき氷を出して行きたい。」との事でした。
天然氷のかき氷を体験した事が無い人は是非とも行ってみると良いと思います。
定番のいちごミルクを食べるも良し、納豆きなこ等、他では食べられないかき氷を食べるも良し。
どちらを味わうかを悩むのもこのお店の面白さかもしれませんね。
東京・天然氷のかき氷【かき氷工房 雪菓】