写真は撮るのも見るのも大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
先日ブログでも紹介しました、PFUの新商品「Omoidori(おもいどり)」。
PFUの「Omoidori(おもいどり)」は、自分でカンタンに昔の写真をデジタルスキャンできて便利だぞ! | むねさだブログ
ようは、iPhoneを装着させて使う、アルバムスキャナーなんですが、これがめっちゃ良さそう!
前回は機能について紹介しましたので、今回はイベントの後半に行われたトークセッションと、タッチ&トライコーナーで実際にアルバムをスキャンした感想を紹介していこうと思います!
トークセッションは開発者の想いやこだわりポイントを。
タッチ&トライでは、私の子供のころのアルバムを実際にスキャンしてみました。
開発者のトークセッション
ということで、「Omoidori(おもいどり)」発表イベントの後半はトークセッション。
PFUからは先行技術開発統括部フェローの小箱雅彦氏、ブランディングデザインを担当したエイトブランディングデザインの西澤明洋氏、司会にブロガーのいしたにまさき氏の3人で話は進みます。
まずは、技術的な話をフェローの小箱さんから。
開発にあたり、作った試作機の数々がこちら。
開発の初期段階からiPhoneのカメラを組み合わせて使うことを想定していたみたいですね。
「大変なのは写真のテカりでした」と、急に折り畳み傘を広げて説明をする小箱さん。
テカりを出さないようにするには、こういう風に黒く覆ってしまえばいいんです。
が、そうすると写真が暗くなってきれいに写真がスキャンできません。
で、明るくするためにライトを当てると、テカりが出る…。
この繰り返しで、まさに「光をどのようにコントロールするか」が開発の肝だったそうです。
そこで、結果的に開発されたのがPFUオリジナル技術の「Wスキャン」。
光をそれぞれ2か所から交互にあて、シャッターを2回切り、その写真を合成することでテカりのない写真を作り上げることに成功したんです。
ブランディングは専門家に!
で、PFUのすごいのは、この商品が大まかに出来上がった際に「ブランディングの専門家」である西澤さんをメンバーに加えたこと。
古い写真をスキャンするデバイスということで、西澤さんに依頼する前まではこのようなデザインで話が進んでいたそうです。
そこから、「多くの人に抵抗感なく使ってもらいたい」という思いで、白基調の現在のデザインへと変化させ、「Omoidori」という製品名にして行ったんです。
これ、おそらくですけど西澤さんが入っていないと「~~スキャン」とか「スナップ~~」という名称になっていたと思うんですよ。
いやそれが悪いというわけではなく、ScanSnapで世界的に有名なPFUが製品を出すのに「スキャンスナップ」を微塵も感じさせない名前にするのは、社内的に反対も多かったんじゃないかなぁ…と。
親しみやすさを表現するために、あえて全く違う名前の「Omoidori(おもいどり=想い撮り)」という名称にしたのは、実はすごいことだと思いますね。
人は、思い出がないと生きていけない
写真に関する書籍も出版し、東日本大震災の時には実際に東北に足を運んでいる司会のいしたにさん。
個人的には、「人は、思い出がないと生きていけないんですよ…。」と言ったいしたにさんの言葉が心に刺さりました。
だからこそ、アナログの古いアルバムを「カンタンに」データ化出来ることには価値がある、と話す一方、アナログでしか表現できない価値や、スマホの中だけでなくその先(クラウド)への保存もPFUに期待している、と言うような話でトークセッションは終了。
いや~、開発者の熱い思いやこだわり、開発秘話などが聞けてとても良いトークセッションでした。
こういうの聞くとより製品に愛着がわいちゃいますよね。
連携サービスの展示ブースも!
トークセッションの後は、実際に製品を触って試せるタッチ&トライに。
その一角では、この「Omoidori(おもいどり)」と連携すると便利なサービスや機器の展示もされていました。
中でも、私が気になったのがこちら。
わかりますかね?古い写真と今の写真を、スライドさせてみることのできる「今昔写真」というサービス。
鎌倉今昔写真 │ 鎌倉の「今」と「昔」を「写真」で見比べよう
これ、めっちゃくちゃ良いですよね。
サービスとしては、観光地などの昔の写真をスキャンして、それと同じ場所で写真を撮りなおして見比べれるというものなんですが、これ個人でほしいですよね。
例えばこれ。会場で実際に「Omoidori」を使ってスキャンした私の幼少期の写真なのですが、うちの兄弟3人の写真です。
おそらくは30年くらい前の写真。
いいおっさんになった3人でもう一度この写真撮りたいなぁ…。もちろん、シャッターはうちの親に押してもらう感じで。
そんな思いから、担当者さんには「是非とも個人向けにこれリリースしてください!」とアピールしておきました。
その横には、デジタルフォトアルバムの「おもいでばこ」や「ワンダーフォトボックス」が展示されていました。
自分が小さいころの写真をデジタルフォトアルバムに入れる楽しさについては、また別途改めて紹介したいと思います!
ここ語ると、めっちゃ長くなりますので(笑)。
大盛況のタッチ&トライコーナー
イベント会場後方では、実際に「Omoidori(おもいどり)」を使って写真をスキャンできるようになっているタッチ&トライコーナーがあり大盛況。
私も、自分のアルバムを持ち込み、私のiPhone6sを使って写真をスキャンしてみました!
先ほど紹介した写真もこのとおり。
こういう写真+背景もこの通りきれいにスキャンできました!
これにはPFUの説明員さんもビックリされていましたね。ここまでしっかりとスキャンできるのは素晴らしいです。
これ、要は4枚の写真を撮ってそれをOmoidoriアプリ内で合成してるんですよ!?
合成している場所が全く分からないですよね。
他には、写真と共にアルバムに貼られていたテーマパークの入場チケット。
これも、2Lサイズ合成を使ってきれいにスキャンできました。
アルバムって、その時その時にあった思い出を引き出す、大切なものなんだなぁ、と改めて感じさせられると共に、それを手軽にiPhoneの中に取こめれるこの「Omoidori」。
めっちゃクチャ良いな!と感じました!
最後にブログレビュー用に、この「Omoidori」本体をPFUさんからご提供頂きましたので、実際に使い込んだ感想などはまた改めてブログで紹介しようと思います!
わんぱくブロガー的まとめ
ということで紹介してきた「Omoidori(おもいどり)」。
発売は、2016年6月下旬を予定しており、すでに予約が開始されています!
PFUダイレクトにて予約すると先着で1000名限定でもらえる専用のケースもあるらしいので、興味がある人はPFUダイレクトでの購入をお勧めします!