テレワークとなり自宅に大きなディスプレイが欲しい、という人も増えてきたのでは無いでしょうか。
4K・HDR対応で色の再現率が高く、MacBook Proや対応するWindowsノートPCなどをケーブル1本で接続したいという人にちょうど良い、プロデザイナー向けのディスプレイをご紹介したいと思います。
27インチ 動画編集向け 4K HDRデザイナーモニター PD2725U
ということでご紹介しますのは、2021年5月から発売となったばかりの新商品、BenQのプロデザイナー向けモニター「PD2725U」。
今回、メーカーさんから1ヶ月半ほど商品をお借りしてレビューしています。
このPD2725Uの主な特徴はこちら!
1. 正確な色再現を可能にするAQCOLOR技術採用
2. 4K HDR対応の27インチモニター
3. Thunderbolt 3対応USB Type-C搭載 ケーブル1本で接続可能
4. DCI-P3/Display P3/sRGB対応
5. Pantone/CALMAN認証取得
6. 4つのブルーライト軽減モードを搭載
7. 1タッチで設定切替え可能なOSDコントローラー付属
32インチは置き場所的に置けないけどスペックに妥協したく無い、という人に最適なデザイナー向けのモニターです。
箱の中には、最初から多くのケーブルが入っています。
電源ケーブル、Thunderbolt3(USB-C)ケーブル、HDMIケーブル、USBケーブル、DP to mini-DPケーブルと充実しています。
組み立ては工具レスで簡単。
土台とアームを固定し、モニター本体へ差し込むだけ。
こちらが、一番アームが伸びた状態。
この状態だと画面を縦向きにローテーションすることも可能。
こちらが、アームが一番下がった状態です。
私は基本この位置で使うことが多かったです。
27インチがちょうど良い!フレームレスですっきりとしたデザイン
早速私のデスクの上に置いてみました。
27インチというサイズ感がちょうど良く、机が小さいという人も置きやすいと思います。
また、上下左右4辺のフレームがとても細いことに驚きます。
数年前に買った我が家のモニターは1.5cmくらい厚さがあるのに…。この違いはかなり違いますね。
MacBook Proとケーブル1本で接続!
さて、それでは実際にMacBook Proと接続してみましょう。
使うのは、Thunderbolt3のケーブル1本のみ!
MacBook Proへの電源供給も兼ねるのでまさにケーブル1本だけでOK。
しかもディスプレイ側にUSBハブを接続すれば、この状態でキーボード・テンキー・マウス・WEBカメラ・マイクまでが接続可能なんです。
テレワークに必須となるWEBカメラやマイクまでケーブル1本で繋げられると思うとお手軽すぎます!
デスクトップマシンを使っている感覚ですが、これMacBook Proですからね。
また、私の場合、平日日中は会社員として会社支給のWindows(富士通のFMV)を接続して使っています。
こちらもこのThunderbolt3ケーブルを、USB-Cポートに接続すれば良いだけ。マウスやキーボード、マイクやWEBカメラはそのまま同じものが使えるのは助かります。
デュアルモニターでも、クラムシェルでも
もちろん、MacBook Proとデュアルモニターとして使うことも可能。
そしてMacBook Proは閉じた状態で、デスクトップPCのように使うクラムシェルでの利用も可能です。
そうそう。USB機器からスリープ解除できるように、こちらの設定をオンにしておくことをお勧めします。
これがオフのままだとスリープに入るたびに、ノートPCの蓋を少し開けて電源ボタンをおさないといけなくなるので、オンにするのをお忘れなく。
大画面・高精細で正確な色再現性
27インチで4Kモニターということで、画面の広さ的にはとても快適です。
32インチよりもコンパクトなので、目線を大きく動かさなくても済むのもメリットだと感じます。
更にはこのPD2725U、正確な色再現を可能にするAQCOLOR技術を採用しており、DCI-P3/Display P3/sRGB対応、Pantone/CALMAN認証取得と、色の再現性にとことんこだわった製品なんです。
1台1台、出荷時にキャリブレーションされている証明書まで付属していることからも分かります。
そして、実際に使ってみると、この色の美しさと高精細感に感動します…!
写真だと伝わらないのですが、窓のシャドウ部分にある細かい鉄格子まで見えたり、自分が撮影した写真なのに、「こんなところまで写ってるの!?」と驚かされました。
また、このPD2725UはBenQのPDシリーズ初となる輝度ムラ補正技術を搭載。
四隅までしっかりと均一な表示をしてくれます。
試しに単一の色味を壁紙に設定してみましたが、全くムラのようなものは見えませんでした。
Big Surの壁紙を表示しても美しく感じます。
ブルーライト軽減や暗室モードなどカラーモードが豊富!
「デザイナーは目が命!」とは私が入社した頃に先輩から言われた言葉。
そんな目への負担を軽減してくれる、ブルーライト軽減機能が搭載しているのは嬉しいポイント。
映像編集、画像編集、CAD、資料作り、などその時々で上記のカラーモードを切り替えることで、より最適な色を表示してくれたり、目をいたわれるのは、デザイナー向けモニターとして大切に部分です。
OSDコントローラーが便利!
そんなカラーモードをワンタッチで切り替えられるOSDコントローラーが付いているのがこのPD2725Uの特徴。
ちまちまと設定を触らなくても、あらかじめ設定しておいた3種類の画面設定に、ワンタッチで切り替え可能なんです。
写真や動画編集をする時はしっかりとした正しい色が出せる設定に。
WEBブラウジングをしたりブログ執筆をする際は、目に優しいブルーライト軽減&輝度を落とした設定にしています。
センターのダイヤルには音量・輝度・コントラストが割り当て可能なので、私は輝度を割り当てています。
デザイナー向けモニター「PD2725U」の性能を十二分に引き出すためにも、このOSDコントローラーは欠かせない存在です。
わんぱくブロガー的まとめ
今回紹介した、BenQのプロデザイナー向け4Kモニター「PD2725U」。
なかなか気軽に購入できる金額ではありませんが、それだけの性能を持った、デザイナーのためのモニターです。今後数年間毎日使えると思うと、コスパの良い投資だとも思います。
デザイン作業、映像編集、写真の現像などを仕事で行っているデザイナーにこそ使ってみて欲しいモニターです。